古民家再生に最大666万円補助
2019年10月19日
空き家になっている伝統的木造建築物を再生して地域活性化に有効活用してもらおうと、赤穂市は「古民家再生促進支援事業補助金」を15日から導入した。県の補助制度との併用で最大666万円(歴史的建築物は1000万円)の助成を受けられる。
対象となるのは、瓦葺き・茅葺き、土塗り壁などの要件を満たす築50年以上の古民家。改修によって一定の耐震性を確保した上で10年間は地域交流施設や賃貸住宅として活用することなどを条件に改修にかかる費用を補助する。
補助額は改修費に応じて異なり、500〜1000万円の場合は500万円(県の制度を併用)。改修費が1000万円以上なら666万円で、市街地景観重要建築物の指定を受けるなど歴史的建築物の場合は最大1000万円が助成される。
県のまとめでは、兵庫県は古民家(昭和25年以前に建てられた木造家屋)の数が大阪府に次いで全国で2番目に多く、2008年時点で約7万7500戸。しかし、5年後の調査では約1割が減少した。県は古民家の有効活用による優良な住宅ストックの形成や町並み景観の維持・継承が地域の活性化につながるとして、地元市町が同額を補助することを条件に古民家改修費を助成する制度を2007年に創設。昨年度末までに35件が制度を利用し、民宿やレストラン、カフェなどに生まれ変わったという。
赤穂市の空き家改修補助制度としては、築20年以上などを条件に最大500万円を助成するものがあるが、今回の補助制度はさらに手厚いものとなっている。
県が専門家を派遣して修繕可能性の調査や再生プラン提案を無料で行う制度もあり、市は「一軒でも多く空き家が再生されて地域活性化に役立つよう、各制度のPRに努めたい」としている。
これらの制度についての問い合わせは市都市整備課建築係TEL43・6827。
掲載紙面(PDF):
2019年10月19日号(2344号) 1面 (4,343,847byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
対象となるのは、瓦葺き・茅葺き、土塗り壁などの要件を満たす築50年以上の古民家。改修によって一定の耐震性を確保した上で10年間は地域交流施設や賃貸住宅として活用することなどを条件に改修にかかる費用を補助する。
補助額は改修費に応じて異なり、500〜1000万円の場合は500万円(県の制度を併用)。改修費が1000万円以上なら666万円で、市街地景観重要建築物の指定を受けるなど歴史的建築物の場合は最大1000万円が助成される。
県のまとめでは、兵庫県は古民家(昭和25年以前に建てられた木造家屋)の数が大阪府に次いで全国で2番目に多く、2008年時点で約7万7500戸。しかし、5年後の調査では約1割が減少した。県は古民家の有効活用による優良な住宅ストックの形成や町並み景観の維持・継承が地域の活性化につながるとして、地元市町が同額を補助することを条件に古民家改修費を助成する制度を2007年に創設。昨年度末までに35件が制度を利用し、民宿やレストラン、カフェなどに生まれ変わったという。
赤穂市の空き家改修補助制度としては、築20年以上などを条件に最大500万円を助成するものがあるが、今回の補助制度はさらに手厚いものとなっている。
県が専門家を派遣して修繕可能性の調査や再生プラン提案を無料で行う制度もあり、市は「一軒でも多く空き家が再生されて地域活性化に役立つよう、各制度のPRに努めたい」としている。
これらの制度についての問い合わせは市都市整備課建築係TEL43・6827。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2019年10月19日号(2344号) 1面 (4,343,847byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
高取峠に忠臣蔵アート看板 赤穂高校美術部が制作 [ 社会 ] 2024年05月19日「知恵と工夫で千種川を世界に誇れる川に」 [ 社会 ] 2024年05月13日商議所青年部新会長に金礪慶氏 [ 社会 ] 2024年05月07日市自治功労者 塩屋の山田和子さんら5人 [ 社会 ] 2024年05月07日令和6年春の叙勲 赤穂市から2人受章 [ 社会 ] 2024年05月06日6年ぶり消防操法大会 優勝は第6分団 [ 社会 ] 2024年05月05日「消滅可能性自治体」全国744 赤穂市も瀬戸際 [ 社会 ] 2024年04月27日青木さやかさん「後押ししてくれる仲間を」新入社員にエール ワクチンCC不正疑惑 「作業実態ない事務局」賃料請求か [ 社会 ] 2024年04月20日不正請求などで就労継続支援事業所の運営法人を行政処分 特殊詐欺被害防いだ「ファミリーマート赤穂東浜店」に署長感謝状 [ 社会 ] 2024年04月18日復元納棺師の笹原留似子さん講演「命大事に輝かせて」 [ 社会 ] 2024年04月17日2自治会に防犯カメラ寄贈 赤穂ロータリークラブ [ 社会 ] 2024年04月16日病院事業管理者 給料5%カットへ 市管理の公園 ごみ箱を原則撤去 [ 社会 ] 2024年04月13日
コメント
もう少し踏み込んで、空き家の持ち主に声をかけたり、起業してみたい希望者を繋げてくれる業者さんなり
市の職員?部署?などあればもっと良いいなと、思いました
飲食店や娯楽施設、雑貨屋さんなど古風なお店が増えると足を運ぶ楽しみが増えそうです
0 0
投稿:赤穂活性化! 2019年10月20日コメントを書く