ハーモニカ同好会が10周年コンサート
2019年10月31日
演奏会に向けて練習する出演者のみなさん
同会からプレゼントされた楽器で練習した子どもたちのハーモニカサークル「たかおハーモニー」や市内の高齢者大学、ハーモニカ教室も出演。「ハーモニカのすばらしさを伝えたい」と意気込んでいる。
2008年4月に発足し、昨年で10周年を迎えた。50〜80歳代の10人が第1・第3土曜日の午後に塩屋公民館に集まり、練習やアンサンブルを楽しんでいる。
公民館や民俗資料館でミニコンサートを催し、11年と15年には世界大会優勝経験者の斉藤寿孝氏を招いたハーモニカフェスティバルを開いた。高齢者大学で会員が講師を務めたり、クラウドファンディングの寄付金で購入したハーモニカを子どもたちに無償で提供して吹き方を指導したりなど普及にも取り組んできた。
10周年記念演奏会は、これまでの活動の発表の場として企画した。会員らによる演奏発表だけでなく、同グループが指導した高齢者大学やハーモニカ教室など6団体も出演。童謡、演歌など幅広い曲目をソロ、アンサンブル、合奏といったさまざまな形態で披露する。
入会8年目の森野嘉一さん(75)=塩屋=はハーモニカの魅力について「何と言っても郷愁を誘う音色。年齢問わず楽しめるのもいいですね」。幼稚園児から中学生まで子どもたち8人で出演する「たかおハーモニー」の小学5年、神戸陽愛(こうべ・ひより)さん(10)=木津=は「きれいな音が好き。練習どおりに演奏できるようにがんばる」と熱心だった。
小ホールで午後1時半開演。入場無料。代表の尾崎雄三さん(64)=元塩町=は「音響の良いホールで演奏を楽しんでほしい。ハーモニカの良さが広まる機会になれば」と来場を呼び掛けている。
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掲載紙面(PDF):
2019年11月2日号(2346号) 1面 (6,182,822byte)
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