松区自治会が義士偲ぶ提灯行列
2008年12月06日
義士追慕の行列に100張用意した提灯
昔を知る人によると、戦前・戦中には四十七士追慕の提灯行列が盛んで、義士祭当日の夜明け前から市内各地の小学生らが提灯を手に大石神社、花岳寺を巡ったという。
同地区では「地域が生んだ英雄たちの偉業を称えよう」と平成18年から義士祭前夜、地区内の道沿いにペットボトル灯ろうを設置。3年目の今年、戦後ほとんど行われなかった提灯行列を復活させることにした。
オレンジ色のLED電球を灯す高さ約40センチの提灯を購入。前面に元塩町の版画家、佐野正幸さん(68)が彫った義士版画のプリントを貼り付けた。前夜祭当日は1人1張持って午後5時に花岳寺南の門前公園を出発。「四十七士の歌」を歌いながら大石神社まで往復する。歩き終わった後は提灯を竿竹に結び、同公園に展示する。
集会所で行った提灯の組み立て作業には子どもから大人まで70人が集まった。清水会長は「予想以上に関心が高く、ありがたい。当日は地区総出で祭りを盛り上げたい」と話している。
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掲載紙面(PDF):
2008年12月6日(1824号) 1面 (9,448,123byte)
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