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「忠臣蔵のふるさとへようこそ」児童らが観光案内

 2008年12月11日 
工夫を凝らしたガイドで観光客を楽しませた塩屋小児童
 塩屋小学校(田邊悦生校長)の6年生児童109人が11日、義士ゆかりの名所旧跡で“一日観光ガイド”。手作りの紙芝居や人形劇で訪れた人たちを楽しませた。
 赤穂城跡、息継ぎ井戸、花岳寺など6カ所で観光客を待ち受け、その場所にまつわる歴史やエピソードを紹介。「赤穂城は昔、何と呼ばれていたでしょう」「大石邸の畳の枚数は」など、自分たちで考えたクイズも出題し、観光客から好評を得た。
 同校では、郷土史学習の一環で6年生が赤穂義士について勉強。「君も観光案内人」と題して3年前から成果発表を兼ねた一日ガイドを行っている。
 今年度は「なぜ浅野内匠頭は即日切腹になったのか」「どうして赤穂城には天守閣が築かれなかったのか」などの疑問に仮説を立て、各自が検証する方式で学習。書籍やインターネットを幅広く調べ、史実を見極める力を養った。
 授業で挑戦した「忠臣蔵検定」は全員合格。赤穂城大手門を担当した高島瑞希さん(12)は「人前で話すのは緊張したけれど、慣れれば楽しくなってきた」と自信を持って発表。岡田桂太君(11)は「四十七士の勇気や侍の心得がわかり、義士がもっと好きになった」と話していた。
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掲載紙面(PDF):
2008年12月13日(1826号) 3面 (7,334,444byte)
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