全国民に１人１０万円を配る「特別定額給付金」について、赤穂市は１日、申請書を５月下旬に発送すると発表した。マイナポータルによるオンライン申請は５月１１日から受付可能になる予定。
　４月２７日時点で赤穂市に住民票がある世帯を対象に発送。市によると、４月１日時点の世帯数は２万０５４６世帯で、その後の転出入を反映して申請書を送付する。
　申請書の送付は郵送で行われる。市が日本郵便に確認した話では、市内全域の郵送には「１週間程度かかる」という。
　オンライン、郵送とも申請を受け付けた順に処理が進められる見込みで、仮に５月１１日にオンラインで受け付けた申請については、「５月中には振り込みたい」（市行政課特別定額給付金担当）としている。
　申請期限について、国は「郵送申請方式の申請受付開始日から３か月以内」としている。赤穂市の郵送申請方式の申請受付開始日は未定で、「決まり次第、市ホームページなどで周知する」（同担当）としている。
　申請から給付までの処理は特別定額給付金担当として５人の職員が担当。「一日に何件を処理できるかは、やってみないとわからない」（同課）と未知数で、「必要に応じて庁内の応援体制を組むことになっている」という。
　内閣府のまとめでは、５月１日からオンライン申請受付を開始した自治体は全国６７９自治体（３８１市、５特別区、２４１町、５２村）。兵庫県内では４１市町のうち、たつの市、上郡町など２４市町が開始した。

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