新型コロナ特別定額給付金の郵送申請受付開始へ向けて、赤穂市は２１日、市内世帯主へ送付する申請書の封入作業を実施した。
　職員約５０人が市庁舎の会議室３部屋に分かれて作業。感染防止のためマスクを着用して間隔を空けて座り、黙々と手を動かした。
　市によると、当初は業者への外注も検討したが、「それだと発送が６月にずれ込み、給付が遅れる」ため、職員で手分けして封入することにしたという。給付金に便乗した詐欺への注意を呼び掛ける防犯ちらしも同封した。
　同日中に作業を終えて２２日から順次発送する。同日時点で把握できた対象者は４万７１０１人。最短で２３日に届く世帯もあれば、郵便側の都合で「１週間程度かかる世帯もある」という。
　赤穂市では、オンライン申請分は２１日から給付が始まり、郵送申請分は「金融機関との調整などがあり今のところ未定」という。市特別定額給付金担当は「申請書の記入内容に不備があると給付が遅くなってしまうので、しっかり確認した上で申請してください」と呼び掛けている。申請締切はオンライン、郵送とも８月２５日となっている。

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掲載紙面（PDF）：
2020年5月23日号(2371号) 1面 (4,330,125byte)
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