郷土の誇り 軽快にダンスで表現
2020年06月27日
ご当地ダンス「時を超えて〜AKO47」を練習する子どもたち
ダンスが生まれるきっかけを作ったのは赤穂伝統義士踊実行委員会の平田孝光会長(78)=中広=。「義士祭をもっと盛り上げるための新しい演目を」と、故郷の郷土芸能「因幡の傘踊り」をヒントに「赤穂義士やり踊り」を2年前に考案したが思うように広まらず、周囲の勧めで「子どもも歌って踊れるダンスを作ろう」とプロジェクトを立ち上げた。
「どんなに苦しい時も どんなにくじけそうでも 気持ちをひとつ胸に どこまでも走り抜け」「AKO47(フォーティセブン)想いをひとつに駆け抜けて われら47の魂が 時を超えて こだまする」など苦難を乗り越えて大願成就を果たした義士をイメージして歌詞を自作。クラウドファンディングで募った資金で作曲家に依頼したメロディーがこの春出来上がり、中広のダンススタジオ「RAM.DANCE STUDIO」インストラクターの宮本美起さんが振り付けた。
アップテンポなリズムに乗せ、歌詞の内容にも合ったダンスが誕生した。練習で踊った中学3年の林彩葉(いろは)さん(14)=塩屋=は「曲も振り付けも踊りやすい。みんなの心を揃えて楽しく踊りたい」と軽快に身体を動かした。
「みなさんの協力のおかげで完成したダンスなので、赤穂のまちに根付いてほしい。曲とダンスを通じて地元に愛着と誇りを持ってもらえることにつながれば」と平田さん。「学校のクラスとか友達同士とかで踊ってほしい。私もシルバーチームを作って踊りますよ」と意欲を見せ、「新型コロナウイルスが収束して、義士祭で見物客も一緒に踊れたら最高」と思い描いている。
宮本さんが振り付けを紹介するダンス動画をユーチューブで公開している。見ながら練習しやすい反転バージョンもあり。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2020年6月27日号(2376号) 1面 (5,056,320byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
15日に各神社で「とんど祭り」 ユネスコ文化遺産「大垣祭」赤穂出身画家が天井画制作中 [ 文化・歴史 ] 2023年01月01日全国伝統的工芸品展で赤穂緞通作家2人入選 [ 文化・歴史 ] 2023年01月01日県スポ少大会で2個人1ペア優勝 中学生が安全運転呼び掛け 国道2号でキャンペーン [ 子供 ] 2022年12月22日有年考古館で企画展「看板・立札・道しるべ」 [ 文化・歴史 ] 2022年12月22日「ウサギのように飛躍を」児童ら描いた干支大絵馬 野中橋の側道橋完成 通学も安全に 特別展「上方の忠臣蔵浮世絵」貴重な190点 [ 文化・歴史 ] 2022年12月10日義士引き揚げルート 中央義士会が一部見直し [ 文化・歴史 ] 2022年12月10日赤穂民報主催・第38回習字紙上展の出品規定 義士行列の小道具に「槍印」加えては [ 文化・歴史 ] 2022年12月04日「目指すは金賞」マーチングバンド全国大会へ [ 文化・歴史 ] 2022年12月02日赤穂の「十年一昔」ほのぼの写真展 [ 文化・歴史 ] 2022年12月02日近畿スポ少空手道で優勝 拳義館の瀧口美子さん
コメントを書く