忠臣蔵のふるさと・播州赤穂の地域紙「赤穂民報」のニュースサイト
文字の大きさ

赤穂民報


  1. トップページ
  2. 街ネタ
  3. 記事詳細

「極小カブトムシ」の正体は「森の掃除係」

 2020年09月13日 
人の指先に乗るほどの大きさのゴホンダイコクコガネ。5つの突起が特徴。メスは小さな角が一つある
 「見たことのないとても小さなカブトムシを見つけました。もしかしたら新種では」と有年原のOさん(88)が電話で知らせてくれた。指先ほどの大きさで生きているという。さっそく見に行った。
 測ってみると体長約1・5センチ。頭部から上向きに一本の角が伸び、背中に4つの突起がある。Oさんの話では、水を抜いたかめの中にいたという。果たして本当に新種なのか。昆虫に詳しい姫路科学館の高橋康範館長に写真を見てもらった。
 「写真を見た限りですが、これはゴホンダイコクコガネだと思います」
 高橋館長によると、ゴホンダイコクコガネは甲虫であるカブトムシのなかまでコガネムシ上科。オスの頭部には立派な角があり、胸部の背中側にある4つの突起と合わせて5本の角のように見えることからその名があるという。4月から10月にかけて北海道から九州まで見られる。
 シカなど野生動物の糞を食べて分解する「糞虫」の一種で、森をきれいにするとともに糞を植物が利用しやすい形にするのに役立っているという。奈良公園では1000頭を超えるシカが毎日1トンの糞を出すといわれるが、糞虫のはたらきによって人の手で清掃する必要がないという。
 高橋館長は「糞虫のなかまには、十円玉のように光沢のあるオオセンチコガネ、きれいな緑色のルリセンチコガネなどもいます。普段は人目につきにくいですが、こうした虫たちにも関心を持ってもらえれば」と話していた。
<前の記事


掲載紙面(PDF):
2020年10月3日号(2387号) 4面 (8,274,756byte)
 (PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)


コメント

 牛や馬がいた頃は、普通にみられた。
 山路を歩いていると、オオセンチコガネが飛んでいるのに、よくであう。
 鹿が増えているので、エサ(糞)には、こまらない。

2  0

投稿:赤卒 2020年09月14日

コメントを書く

お名前 (必須。ペンネーム可):

メールアドレス (任意入力 表示されません):

内容 (必須入力):

※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。

1 2 3 4 5 6 7

今週のイベント・催し
23
(月)
 
24
(火)
25
(水)
26
(木)
27
(金)
 
28
(土)
 
29
(日)

最新のコメント

  • 《市民病院医療事故多発》科長が治療実績の不正付け替え提案←t(11/24)
  • JR播州赤穂駅「みどりの窓口」11月末で廃止←太郎(11/23)
  • 「今も昔もボール追う子の目は同じ」尾崎野球少年団50周年←元同級生39(11/23)

各種お申込み

以下より各お申込み、資料請求フォームにリンクしています。ご活用下さい。

スマホサイトQRコード

スマホ用URLをメールでお知らせ!
e-mail(半角入力)


ドメイン指定受信をされている方は「@ako-minpo.jp」を指定してください。

閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警
閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警