貴重な鉄道写真を地元に寄贈へ
2020年11月10日
明神電車の展示写真を小林史朗会長(左)に案内する吉栖清美さん
明神電車は明延鉱山から約6キロ離れた神子畑選鉱場を結んだ鉱山鉄道。運賃が1円だったことから「一円電車」の呼び名で親しまれた。鉱山の閉鎖に伴い、1987年に廃線となったが、郷土の産業遺産として車両を保存。小林会長ら地元ボランティアが体験乗車会を開き、まちおこしに役立ててきた。2017年に日本遺産認定された「播但貫く、銀の馬車道 鉱石の道」の構成文化財となり、今年3月には県有形文化財に指定された。
写真展は福浦の鉄道写真家、吉栖清美さん(81)が1963年に撮影した約40点で12月14日(月)まで。小林会長は「地元でもあまり記録が残っていない時代の写真で、しかもカラー。現存しない車両も写っていて大変貴重です」と一枚一枚の写真に見入った。吉栖さんは「資料として役立ててほしい」と、これらの写真を養父市教育委員会へ寄贈する予定にしている。
* * *
写真展の会期が12月14日(月)まで延長されましたので、記事を変更しました。(2020年14時20分)
<前の記事 |
日本遺産「北前船寄港地」赤穂市が追加認定 雲火焼と苔玉で癒しのインテリア [ 文化・歴史 ] 2018年05月19日西浜塩田の一級資料を市が受贈 [ 文化・歴史 ] 2018年05月19日詩とエッセイ「卆寿のひとりごと」 [ 文化・歴史 ] 2018年05月18日ナイフ一本 模様細工の美 [ 文化・歴史 ] 2018年05月12日赤穂美術協会展 18日から3日間 [ 文化・歴史 ] 2018年05月12日「赤穂の秋冬」テーマに写真展 [ 文化・歴史 ] 2018年05月11日川柳赤穂吟社 初の合同句集 [ 文化・歴史 ] 2018年05月04日勇壮豪華 民俗資料館で「五月人形展」 [ 文化・歴史 ] 2018年04月28日文字に魂 篆刻と書画の個展 [ 文化・歴史 ] 2018年04月27日7月に市民能「羽衣」 入場券の販売開始 花の美際立つ「押し花アート展」 [ 文化・歴史 ] 2018年04月25日市文化財の地獄絵を一般公開 高瀬舟船着場跡が観光スポットに [ 文化・歴史 ] 2018年04月19日姫路生まれの板画家 長谷川富三郎展 [ 文化・歴史 ] 2018年04月18日
コメントを書く