- トップページ>
- 絵本で世界を旅しよう>
- 記事詳細
アイヌ文化に思うこと
2020年11月14日
『パヨカカムイ ユカラで村をすくったアイヌのはなし』○文/かやのしげる ○絵/いしくらきんじ ○小峰書店
以前、目にした「アイヌ民族、もういない」という記事もその一つです。それが札幌市の市会議員の意見であることに大きなショックを受けました。
江戸時代から明治時代にかけて開拓が進められる北海道で、アイヌの人々は迫害や差別を受けながら、先祖から語り継がれた「ユカラ(ユーカラともいう。英雄叙事詩)」「カムイユカラ(神謡、神が自らのことを語る話)」、「ウウェペケレ(昔話)」などを守り続けてきました。
アイヌ民族の国会議員となった萱野茂さん(故人)の長年の尽力が認められ、1997(平成9)年、「アイヌ文化振興法」が成立しました。このようなアイヌの人たちの苦難の歴史をまったく学んでいない北海道民がどれほどいるのでしょう。この市会議員の発言を私は理解できません。
* * *
『パヨカカムイ ユカラで村をすくったアイヌのはなし』○文/かやのしげる○絵/いしくらきんじ○小峰書店
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2020年11月14日号(2392号) 2面 (4,339,148byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 絵本で世界を旅しよう ]
孫への想い 2014年05月31日エロイーサと虫たち 2014年05月24日としょかんねずみ 2014年05月03日パオアルのキツネたいじ 2014年04月26日桜守のはなし 2014年04月05日風に遊ぶ 2014年03月21日パワーを感じる絵本 2014年03月15日しまうまのもよう 2014年02月22日ロシアのお話 2014年02月15日おじいさんの夢 2014年02月08日モグラがみた“おひさま”とは? 2014年01月01日ぼちぼちいこか 2013年10月26日おおきなゆめのはじまり 2013年10月19日夢みる少女 2013年10月12日一つぶのおこめ 2013年10月05日
コメントを書く