全国絵マップコンで文科大臣賞
2021年01月16日
全国児童生徒地図優秀作品展で文部科学大臣賞を受賞した畑中彩希さんと受賞作「先人の貴重な文化遺産 旧赤穂上水道」
江戸神田、福山と並び「日本三大水道」の一つに数えられる旧赤穂上水道をテーマに、取水口として江戸時代に整備された「切山隧道」、現在も農業用水に利用されている水路、民家に残る汲出枡など市内に点在する関連遺構や施設21か所を写真入りでイラストマップに示した。取水、浄水、配水など5つの目的別に背景色を色分けするなど見やすいように工夫。審査講評では「昔の人がどのように水路を引いたかをよく考察しており、先人の努力・貢献に対しての尊敬と郷土の文化に対する誇りが感じられる作品」と称賛された。
「あこう絵マップコンクール」に小学2年から応募。前々回のコンクールで2学年上の姉・菜緒さんと共同出品した「赤穂義士の今昔マップ」に取り組んだときに旧赤穂上水道の存在を知り、「もっと知りたい」と今回のテーマに選んだという。図書館にある本などで下調べ。両親に引率をお願いして校区外まで現地調査に出掛けた。なかなか場所が見つからず苦労したことも。気付いた疑問点を教育委員会や歴史博物館などの学芸員に取材し、約1か月かけて完成させた。
「息継ぎ井戸が以前は違う場所にあったこととか、近くにあっても知らないことばかりでした。今回調べて、すごく興味がわきました」と畑中さん。全国展での入賞は奨励賞を受賞した前々回に続いて2度目。「小学生最後の学年で大きな賞が獲れて、めっちゃうれしい」と喜んだ。
全国展は児童生徒の研究活動を紹介し地図の普及啓発を促進しようと1997年から実施。今年は1844点の応募があった。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2021年1月16日号(2400号) 1面 (7,988,278byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
3歳入場可のオーケストラ演奏会 花岳寺で春季仏教セミナー 有年考古館の入館者数2万人に [ 文化・歴史 ] 2014年03月24日案内板で「文化財の宝庫」アピール [ 文化・歴史 ] 2014年03月23日討ち入りは「武士の一分」 [ 文化・歴史 ] 2014年03月21日黄色のカバーで安全に登下校を メイプル写友会が会員展 [ 文化・歴史 ] 2014年03月18日旧赤穂神社の棟札に名棟梁 [ 文化・歴史 ] 2014年03月14日勾玉や銅鐸、親子で工作 山本博文教授が語る「忠臣蔵」の真実 “海のゆりかご”アマモを移植 江戸初期の侍屋敷跡を現地説明 [ 文化・歴史 ] 2014年03月08日女性だけの絵画作品展 [ 文化・歴史 ] 2014年03月08日昭和ほのぼの、創作和紙人形展 [ 文化・歴史 ] 2014年03月07日茶臼山にサクラのトンネルを
コメント
3 0
投稿:もふもふ 2021年01月16日コメントを書く