タテホ化学 新規参入の化粧品事業が好調
2021年01月30日
タテホ化学工業が化粧品分野に新規参入して新発売したバスパウダー=同社提供
同社は赤穂西浜塩業組合化成部をルーツとし、海水から塩を作った後に残る「にがり」からマグネシウムを抽出する技術を活かし、化合品メーカーとして50年以上の実績がある。企業相手が取引の中心だが、2013年に栄養機能食品としてマグネシウムのサプリメントを売り出したのを皮切りに一般エンドユーザー向けの商品を製造販売している。
新商品のバスパウダーは、赤穂の海塩、汚れを吸着する海シルト、保湿成分のコラーゲンに肌を整える効果があるとされるエプソムソルト、同社が独自開発したトリプル有機酸マグネシウムを配合。「ミネラルの吸収を促進し、透明感のあるなめらかな肌へ導く」という。
フランス語で「海の贈り物」を意味する「キャドゥ・デ・メール(cdm)」のブランド名を冠し、メインターゲットを20〜30代女性に設定。昨年10月から美容室やサロンで販売したところ、予想を上回る売れ行きがあり、近く東急ハンズやロフトといった有名店にも売り場を確保できる見通しという。
「体に取り入れるサプリメントを作っている会社だからこそ、安心して使用できる製品を届けられる」と語るのは、商品開発を担当した同社ライフマグ事業部の深谷豊さん(50)。昨年11月にはブランド第2弾としてトゥースペースト(歯磨き粉)、さらに2月1日にはマッサージクリームを発売する。
いずれもパッケージには「AKO」の文字を配しており、深谷さんは「赤穂発祥であることを示したかった。これからも海の恵みを活かし、赤穂のみなさんに誇りに思ってもらえるようなブランド展開をしていきたい」と意気込む。
1本(550グラム入り)3400円、1回分ずつ袋入りの分包タイプ(20グラム入り20袋)3200円。新発売記念として、2月末までに「赤穂民報を見た」と注文すれば、特別価格2700円(分包タイプは2500円)で購入できる。いずれも税別。注文、問い合わせは電話06・6271・8162(土日祝休み)。
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掲載紙面(PDF):
2021年1月30日号(2402号) 4面 (8,157,171byte)
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