《西有年産廃》上郡町が県意見照会へ回答
2021年03月04日
西有年産業廃棄物最終処分場建設計画の事前協議書について、上郡町は1日、兵庫県からの意見照会に対する回答を同日付けで送付した。
回答書によると、計画の「周知範囲」について「施設の建設・運営に伴い、不利益を被る可能性のある住民」とした上で、▽建設予定地から下流となる論気上池、論気下池、論気川、梨ヶ原川、安室川の千種川合流地点まで▽下流域の井戸水利用者▽農業用水を河川から取水する農業関係者▽漁業関係者▽収集運搬経路として利用される主要道路(国道2号、県道5号)の周辺地域―とした。
「生活環境保全上の措置」については、▽周辺住民や町がいつでも確認できるモニタリング(監視)体制▽遮水シートの破損を検知できる漏水検知システムの設置▽過去の実績値だけでなく将来を見据えた雨水排水路や調整槽の安全設計―などが必要とした。安室ダムの水利使用権を根拠に、放流水が安室川下流へ与える影響についても環境影響評価(アセスメント)を実施するよう求めた。
「関係法令手続き」に関しては、整備工事から閉鎖・廃止まで含めた年次埋立計画の提出を要求した。事業者が廃棄物業務経験を持たず、事前協議書提出後に計画地で森林法違反行為があったこと、許可後に建設・運営者が代わる可能性などを指摘した上で、「法令に従った適正な建設・運営をしていけるのか」「処理場が次々と拡大するのではないか」と言及し、「町民の不安・危惧を解消するためには、事前協議書では推認できない申請者の適格等について、早期に明示することが必要」とした。
回答書について町は「有識者会議の助言を基に集約し、議会からの意見、庁内での意見を反映させて作成した」(住民課)としている。
関連サイト:
【関連記事】事前協議書の疑義を照会
掲載紙面(PDF):
2021年3月6日号(2407号) 1面 (4,280,778byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
回答書によると、計画の「周知範囲」について「施設の建設・運営に伴い、不利益を被る可能性のある住民」とした上で、▽建設予定地から下流となる論気上池、論気下池、論気川、梨ヶ原川、安室川の千種川合流地点まで▽下流域の井戸水利用者▽農業用水を河川から取水する農業関係者▽漁業関係者▽収集運搬経路として利用される主要道路(国道2号、県道5号)の周辺地域―とした。
「生活環境保全上の措置」については、▽周辺住民や町がいつでも確認できるモニタリング(監視)体制▽遮水シートの破損を検知できる漏水検知システムの設置▽過去の実績値だけでなく将来を見据えた雨水排水路や調整槽の安全設計―などが必要とした。安室ダムの水利使用権を根拠に、放流水が安室川下流へ与える影響についても環境影響評価(アセスメント)を実施するよう求めた。
「関係法令手続き」に関しては、整備工事から閉鎖・廃止まで含めた年次埋立計画の提出を要求した。事業者が廃棄物業務経験を持たず、事前協議書提出後に計画地で森林法違反行為があったこと、許可後に建設・運営者が代わる可能性などを指摘した上で、「法令に従った適正な建設・運営をしていけるのか」「処理場が次々と拡大するのではないか」と言及し、「町民の不安・危惧を解消するためには、事前協議書では推認できない申請者の適格等について、早期に明示することが必要」とした。
回答書について町は「有識者会議の助言を基に集約し、議会からの意見、庁内での意見を反映させて作成した」(住民課)としている。
<前の記事 |
関連サイト:
【関連記事】事前協議書の疑義を照会
掲載紙面(PDF):
2021年3月6日号(2407号) 1面 (4,280,778byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
一次隊が帰還、被災地での活動語る 赤穂化成が塩と飲料水を提供 緊援隊、2次隊も合流し南三陸町へ 給水車も支援、郡山市へ派遣 市議会が犠牲者悼む黙祷 [ 政治 ] 2011年03月14日赤穂高全日制は254人受験 [ 社会 ] 2011年03月14日第2次緊援隊が出発、宮城県山元町へ 赤穂市の災害警戒体制を解除 [ 社会 ] 2011年03月12日笠間市へ義士友好都市から支援物資 災害派遣医療チームは岩手方面へ 笠間市は「死者、火災なし」2000人が避難 [ 社会 ] 2011年03月12日“一時退所”で医療費負担を付替え [ 社会 ] 2011年03月12日赤穂市の緊急消防援助隊は郡山市へ 笠間市は震度6強、ほぼ全域で停電 [ 社会 ] 2011年03月11日14日から代表質問、7人が登壇 [ 政治 ] 2011年03月10日
コメントを書く