あふれる「赤穂愛」市民バンドがCD
2021年04月17日
初のオリジナルソングCDをリリースした「おさきオサテン団」
表題曲をはじめとする10曲は、いずれも軽快なリズムで明るく親しみやすい曲調。メンバーたちは「CDをきっかけに子どもから大人まで我がまち赤穂を好きになってほしい」と願っている。
尾崎地区の音楽好きが意気投合して2016年結成。地元の祭りに登場する鼻高をモチーフにしたキャラクター「オサテン」からバンド名を付けた。現在は自営業者や公務員など50〜70代の男女11人のメンバーが月2回公民館に集まって練習している。オリジナル曲には、子どもたちに人気の観光マスコット「陣たくん」を題材にした「打ち鳴らせ心の中の陣太鼓〜播州赤穂陣たくんの唄〜」、県下で一番低い山として知られる唐船山を歌った「みんなで歩こう赤穂〜唐船山をめざして〜」などがある。
北前船寄港地に続き、「『日本第一の塩』を産したまち 播州赤穂」が日本遺産に認定されたことを記念し、ゆかりのある曲を中心にCDにまとめた。昨年12月と今年1月に市文化会館の練習室でレコーディング。尾崎の祭りと塩田を描いたレーベルは、メンバーでイラストレーターの益田美穂子さん(59)=清水町=がデザインした。
「ぼくらおさきキャラクター〜尾崎の歴史を伝えるために〜」、「尾崎の頭人Yaiyeh!」の地元ソングのほか、北前船寄港地として栄えた坂越を歌った「この町から〜北前船に想いを馳せて〜」、巨岩を地域の名所にしようとする取り組みを盛り上げる「ふっくら福浦ビシャゴ岩音頭」など、尾崎地区以外のまちおこしへエールを送る曲も収録。作詞作曲を手掛けたボーカルの江端恭臣さん(60)=尾崎=は「そこに住んでいる人たちが地元を好きになれば、きっと良いまちになっていく、と願いを込めました」と楽曲への思いを語った。
市の助成金に自己資金を加えて計300枚を作成。非売品で観光関係団体や市内の小・中学校と幼稚園、保育所などに寄贈した。赤穂市立図書館でレンタルできる。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2021年4月17日号(2413号) 1面 (5,268,667byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「歌う職人」賞金100万円に挑戦 板屋町の宮本優哉さん [ 街ネタ ] 2023年02月23日赤穂緞通の図録冊子を自費出版 [ 文化・歴史 ] 2023年02月18日山鹿素行が築かせた石垣 赤穂城二之丸門 [ 文化・歴史 ] 2023年02月18日第38回赤穂民報習字紙上展の入賞者 広重から近現代まで「華」版画展 [ 文化・歴史 ] 2023年02月17日福浦の奥道一二美さん 趣味の水彩画展 [ 文化・歴史 ] 2023年02月15日「一部浪士の脱盟は広島藩の意向か」義士会講演会 [ 文化・歴史 ] 2023年02月12日播磨各地の城下町 発掘成果の特別展 [ 文化・歴史 ] 2023年02月10日日本遺産写真展 図書館で3日から [ 文化・歴史 ] 2023年02月02日赤穂の魅力再発見講座 有年山城のフィールドワークも 故西山松之助氏 生誕110年記念で特別展 [ 文化・歴史 ] 2023年01月25日塩竈神社など日本遺産文化財に説明板 [ 文化・歴史 ] 2023年01月22日旬彩蔵にシャッターアート 赤穂高美術部がカラフルに オブジェや小物など「ウサギまみれ展」 [ 街ネタ ] 2023年01月17日ふるさと文化講座「旧赤穂郡域の獅子舞」などテーマ [ 文化・歴史 ] 2023年01月14日
コメントを書く