山歩きのススメ(1)ビシャゴ岩
2021年04月24日
ビシャゴ岩へのルートマップ
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福浦の標高約300メートル地点にある巨岩「ビシャゴ岩」も最近注目が集まっている。
「ビシャゴ」は鳥のミサゴの地方名。地元の人たちの話では、岩の名称の由来は「ミサゴが魚を捕まえて岩の上で食べていたから」とか「下から見ると、翼を広げたミサゴのように見えるから」と諸説あり、定かではない。古くは雨乞いを祈った場所だという。
綿花栽培でまちおこしに取り組んでいる奥道一二美さん(67)ら地元住民有志が「ビシャゴ岩から綿畑を眺めよう」と、近年は誰も通らなくなっていた登山道の再開拓に2年前から着手し、手作りの道標を設置した。
登山口の一つはJR備前福河駅から国道250号沿いに西へ約700メートルのところにある。火産霊命(ほむすびのみこと)をまつる愛宕神社、今は使われてないゴム張りのため池を通り、猪が水浴びする水たまりを過ぎると、人の背よりも大きな岩がゴロゴロある一帯に差し掛かる。約8200万年前の火山噴火で出来た国内最大級のカルデラ跡「赤穂コールドロン」の一部だという。
この先の湿地帯を抜けたあたりから登りが険しくなるが、額田一正さん(63)や川端晴樹さん(66)らが整備したガイドロープや間伐材の階段によって以前に比べると格段に登りやすくなったという。頂上(311メートル)方面との分岐を左に折れて100メートルほどでビシャゴ岩。眼下に田園と瀬戸内海が広がる。
今年2月には地元要望を受けて市が岩の周囲の樹木を伐採し、ふもとから岩の姿を見やすくなった。毎月25日を「ビシャゴ岩 登山の日」として登山会(法光寺駐車場から午前10時出発、雨天中止)を開いており、宮本幸則さん(67)は「かなり登りがきついところもあるが、ビシャゴ岩からのすばらしい景色を楽しんでもらえれば」と参加を呼び掛けている。問い合わせはTel090・7357・1864。
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赤穂民報より
標高の低い山でも、道に迷って遭難したり、天候の急変、けがなどのリスクがあります。十分な準備と計画をして、無理せず安全に山歩きを楽しんでください。
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関連サイト:
山歩きのススメ(2)横谷渓谷
掲載紙面(PDF):
2021年4月24日号(2414号) 4面 (6,447,286byte)
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