陸上男子砲丸投で県総体V
2021年06月09日
陸上男子砲丸投で県総体チャンピオンとなった京増来都君
全国高校総体(インターハイ)出場権がかかる近畿総体(6月17〜20日、同競技場)に出場する。
決勝1投目は意気込みが強すぎてファウル。「修正した」という2投目でマークした自己新の14メートル32が優勝記録となった。
昨年8月の県ユースを13メートル40で制した後、さらなる向上を目指して身体づくりから取り組んだ。ジャンプやバーベルのトレーニングで下半身や背筋を重点的に強化するとともに食事を意識して増量。シーズンインまでに体重は10キロ増え、「パワーとスピードがついた」という。
その結果、西播大会で13メートル77、今大会の予選で14メートル06と投げるたびに自己記録を更新。決勝の試技も「ぴったりはまった感じはなかったけど、思ったより砲丸が飛んだ」と自分の感覚以上に記録が伸びているという。
指導する肥塚直樹顧問(59)は「精神面が強く、試合で崩れない。さらに練習の裏付けが自信につながっている」と成長ぶりを評価。「条件が揃えば15メートル台も可能」と話す。
同種目で同校から県総体優勝者が出たのは今回が初めてで、「自分と学校の名前が残るのがうれしい」と京増君。インターハイ出場には近畿で6位以内に入る必要があり、「近畿大会でもベストを尽くしたい」と気持ちを高めた。
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2021年6月12日号(2420号) 1面 (4,867,778byte)
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