人間国宝の大倉源次郎さんら奉納演奏
2021年08月24日
大避神社で能楽を奉納した大倉源次郎さんと金春憲和さん(右)
同神社は、能楽・雅楽の始祖とされる秦河勝を祭神とする。河勝作あるいは聖徳太子から賜ったと伝えられる舞楽面、1749(寛延2)年に天王寺方楽家が坂越の住人に雅楽の演奏や相伝を認めた「雅楽認可状」を所蔵するなどゆかりが深い。
この日は天王寺楽所「雅亮会」の小野真龍さんと前川隆哲さんが高麗笛と篳篥で雅楽を奉納。続いて、大倉さんの小鼓に合わせて金春さんが謡曲「翁」、ワキ方福王流江崎家十二世の江崎欽次朗さんが謡曲「高砂」を奉納した。
奉納後は聖徳太子をまつる境内社にも参拝。今年は聖徳太子の1400年遠忌にあたり、生浪島宮司は「節目の年に奉納していただき、ありがたい」と感謝した。
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