塩屋の清水まみさん 日展会友推挙へ
2021年11月08日
8年連続8度目の日展入選となった清水まみさんの入選作
また、日本画の部では赤穂出身の大学職員、古川功晟(かつあき)さん(27)=奈良県葛城市=が3年連続3度目の入選。
清水さんの入選作は明治期の歌人、伊藤左千夫の短歌「風なごみ麦の穂いずる春の野を人をこひつつ我が一人来し」を書した調和体。漢字とかなを絶妙なバランスで配し、品格を感じさせる作品に仕上げた。
今回の入選で会友推挙の基準(特選1回または入選8回)を満たし、来年3月開催予定の理事会の承認を経て会友となる。「自分の中では最も重きを置いている展覧会なのでうれしい。今後は微力ながら後進の指導にも精進していきたい」と話した。
古川さんは2羽のダチョウを繊細な筆致で描いた「悠然」(F150号)で入選した。今夏に姫路市立動物園で写生した際、雨を受けながら静かに立つ姿に見た「彼らの命の気高さと美しさ」に心を動かされたという。
「その時の感動が画面に現れてほしいと願いながら制作しました」と古川さん。一昨年はラクダ、昨年は狐と動物をモチーフとした作品で入選を続けており、「動物はものを言わないが、逆に感情移入しやすい。人を感動させることのできる作品を描きたい」と抱負を語った。
<前の記事 |
[ 文化・歴史 ]
幽玄美が観客魅了 大石神社薪能 [ 文化・歴史 ] 2014年09月27日合同ステージで響き合うブラスの魅力 還暦超えの3人が合同で「アラ還」展 [ 文化・歴史 ] 2014年09月27日最優秀賞は「うちわ付き散歩マップ」 お年寄りと子どもたちの合同展 [ 文化・歴史 ] 2014年09月17日伝承盛り上がる上仮屋の獅子舞 柳原白蓮の自筆書軸も「備前を訪れた人々」展 [ 文化・歴史 ] 2014年09月12日ハーモニカの西日本大会で1・2位 [ 文化・歴史 ] 2014年09月09日丹精込めた力作、能面二人展 [ 文化・歴史 ] 2014年09月08日市民病院ロビーで押し花作品展 [ 文化・歴史 ] 2014年09月07日筋書き知れば能楽の魅力ますます 京丹後の旧家に「坂越の船祭」絵巻 [ 文化・歴史 ] 2014年09月06日地域資料を電子化公開、絶版図書も 絵マップコン10周年で記念誌 透明感ある多彩な繊維造形、寺村サチコ展 [ 文化・歴史 ] 2014年08月29日
コメントを書く