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オリザ版「忠臣蔵」来月12日 初の赤穂公演

 2021年11月27日 
「忠臣蔵OL編」の一場面=主催者提供
 赤穂市ゆかりの劇作家、平田オリザさんが主宰する劇団「青年団」の赤穂公演が12月12日(日)、中広の市文化会館ハーモニーホールで開催。平田さんが作・演出を手掛ける「忠臣蔵OL編」と「忠臣蔵武士編」を赤穂で初めて上演する。

 いずれの作品も、早かごが到着してから城での会議(大評定)に至るまでをコミカルに描く。「OL編」では殿の切腹を知らされた女性社員たちが社員食堂で議論。「武士編」は平和ぼけした藩士らの元に突如お家取りつぶしの知らせが届き、目的が定かでないまま意思統一されていくプロセスが演じられる。「日本人の意思決定の過程から描いた、アウトローな『忠臣蔵』」だという。

 平田さんは「祖父のふるさと赤穂で『忠臣蔵』を上演できることを楽しみにしています。是非、多くの方にご覧いただければと願っています」とコメントしている。

 「OL編」は午後1時、「武士編」は午後4時開演。チケットは全席自由で1公演3300円(高校生以下1000円)。Tel43・5114。
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掲載紙面(PDF):
2021年11月27日号(2440号) 4面 (7,545,381byte)
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