「生活に美術を」鳥井廣夫さん個展
2022年01月12日
個展に向けてアトリエで作品を整理する鳥井廣夫さん
高校時代から絵画に熱中した鳥井さんは20歳のころ姫路や神戸のデッサン教室に入門。赤穂高校の美術教師で洋画家としても活躍した西川美沙夫氏のすすめで美術協会にも入会し、家業の酒・たばこ・食料品店を営むかたわら絵を描くことがライフワークとなった。市美術展で市長賞を3度受賞し、2008年から2年間、美術協会の会長を務めた。日展作家の坂本昭三に師事し、美を探求する意欲は今なお衰えない。
今展では風景や静物をモチーフにした小品から地元の神社や街並みを描いた80号の「河勝の杜」「酒蔵」まで30点以上を出品予定。70歳ごろから始めた陶芸作品、自宅近くの海岸で拾い集めた流木など漂着物を材料に制作したオブジェも展示する。
「生活の中に美術のある心豊かな人生を送りたいと心がけ、生きがいとして創作に取り組んできた」と鳥井さん。「ひとりよがりの作品ですが、見てもらえればありがたい」と話している。
1月16日(日)まで1階ギャラリーで午前10時〜午後6時(16日は4時まで)。
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