歩いて見つけた希少植物冊子に
2022年01月29日
冊子『千種川流域の貴重な植物』を刊行した松村完治さん
『兵庫県版レッドデータブック2020(植物・植物群落)』に掲載された絶滅危惧種のうち、昨年中に松村さんが千種川流域で実際に確認したミノコバイモ、ヒメニラ、マヤランなど28種の植物を写真付きで紹介。中にはレッドデータブックに記載のない分布地も含まれる。
松村さんによると、千種川流域は絶滅危惧植物が比較的多く生息しているという。しかし、これまで生息していた希少植物が土地開発や盗掘、外来種の影響などで消失していることもあり、「自分の備忘録」として冊子を作ったという。自宅のインクジェットプリンターで印刷した簡易製本で8部だけ作り、「もし、もらってくれるなら、希少種が生息する地域の公民館や学校へ寄贈したい」と考えている。
「毎年、春から秋にかけて、季節ごとの草花に会えるのが楽しみ」と話す松村さん。「消えてもよい植物なんて一つもない。植物と私たちの共通の未来について考えてみる必要がある」と訴えている。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2022年1月29日号(2448号) 1面 (7,614,935byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
岡部宝英門下の新作能面展 [ 文化・歴史 ] 2014年10月09日「キャンバスの会」5日まで作品展 [ 文化・歴史 ] 2014年10月03日干支人形や亀、きめこみ作品170点 [ 文化・歴史 ] 2014年10月03日絵画や写真で巡る赤穂の祭り [ 文化・歴史 ] 2014年10月01日たつの市美術展 赤穂から3人入賞 [ 文化・歴史 ] 2014年09月30日「坂越の船祭」特大写真で紹介 [ 文化・歴史 ] 2014年09月30日2014赤穂市美術展の入賞者 [ 文化・歴史 ] 2014年09月29日幽玄美が観客魅了 大石神社薪能 [ 文化・歴史 ] 2014年09月27日合同ステージで響き合うブラスの魅力 還暦超えの3人が合同で「アラ還」展 [ 文化・歴史 ] 2014年09月27日最優秀賞は「うちわ付き散歩マップ」 お年寄りと子どもたちの合同展 [ 文化・歴史 ] 2014年09月17日伝承盛り上がる上仮屋の獅子舞 柳原白蓮の自筆書軸も「備前を訪れた人々」展 [ 文化・歴史 ] 2014年09月12日ハーモニカの西日本大会で1・2位 [ 文化・歴史 ] 2014年09月09日
コメントを書く