「前例とらわれず」「スピード感」牟礼氏が施政方針
2022年02月22日
任期4年目の施政方針を述べる牟礼正稔市長
人口減と少子高齢化、自然災害や長期化する新型コロナ対策など大きな課題がある中、「前例にとらわれない柔軟な発想とスピード感を持って、山積する多くの課題に全力で取り組んでいく」と現任期の最終年度に懸ける意気込みを述べた。
牟礼氏は昨年策定された「2030赤穂市総合計画」に掲げた▽安心▽快適▽元気▽人の4本柱に沿って主要施策の概要を説明した。
学校給食費については、第3子以降の無償化を継続するのに加え、「食材費の高騰による給食費単価の改定分を補填する」とした。
新型コロナ対策では、「希望される方々が3回目のワクチン接種を早期に受けられるよう取り組む」とした。
経営検討委員会の提言を受けて公立病院として存続する方針を決めた病院事業については、「地域医療機関との連携強化等による収入の確保や経費の削減による費用の抑制などに努め、提言のあった経営改善策について、できるところから積極的に取り組む」などと表明。「一般会計からもできる限りの支援を行っていきたい」とした。
国道250号高取峠については、「市民の悲願でもあるトンネル化の要望と局所的な交通事故防止対策についても要望していく」と述べた。
西有年と福浦でそれぞれ民間事業者が建設を計画する産業廃棄物最終処分場については、前年度と同様に「反対の立場でその動向の把握に努め、議会をはじめ関係自治体、産業廃棄物最終処分場建設反対赤穂市民の会等と連携し、適切に対応」とした。福浦の計画については新たに産廃処分場以外への利活用を検討し、土地所有者へ提案する考えを示した。
議場で傍聴した男性は「傍聴者には資料が配られないので発言内容を把握するのが難しかった」と感想を話した上で、「行政と議会が緊張感を持って赤穂市の発展に取り組んでほしい」と希望した。
施政方針の全文は市ホームページで見ることができる。
<前の記事 |
[ 政治 ]
牟礼市長が初登庁「将来の礎を皆さんと一緒に」 2022年第4回定例会一般質問の主なやり取り [ 政治 ] 2022年12月17日8日と9日に一般質問 10議員が登壇 [ 政治 ] 2022年12月02日来年度予算編成方針 投資的経費は2割削減目途 [ 政治 ] 2022年11月18日「ピースロード」正副議長も出席 市議が依頼 国葬「赤穂市として弔意示す予定ない」 [ 政治 ] 2022年09月24日《市長選2023》牟礼氏「4年後に次の方にバトン」 《市長選2023》現職・牟礼正稔氏が再選出馬表明 市議会一般質問20・21日 16議員が登壇 [ 政治 ] 2022年09月13日牟礼氏が市政報告会「今後も市政運営したい」 [ 政治 ] 2022年08月14日《西有年産廃》上郡町が事業者に「計画断念」を要請 2050年までに脱炭素 赤穂市が「ゼロカーボンシティ宣言」 都市計画マスタープラン 地区別に説明会 《西有年産廃》町長「計画断念を強く要請」協議会「民意受け止めて」 議会改革度ランキング 赤穂は全国695位
コメントを書く