《市民病院医療事故多発》市長「不問にするつもりない」
2022年04月29日
赤穂市民病院に在籍中、脳神経外科の手術で医療過誤1件を含む8件の医療事故を起こして手術禁止処分を受けた医師(昨年8月に依願退職)が、処分期間中に手術を行い、さらに医療事故を起こしたとされる問題で、病院開設者の牟礼正稔市長は27日、赤穂民報の取材に「不問にするつもりはない」と、問題の検証に取り組む考えに言及した。
手術禁止処分中の医師が執刀した経緯については、「医師を被告として係争中のため、裁判が決着するまでは公表を差し控えたい」とし、今後設置される外部有識者委員会に検証を委ねる意向を示した。
また、この医師が関わった医療事故のうち病院から正式報告を受けたのは、病院が医療過誤を認めた1件のみで、その他の症例については報告を受けていないことを明らかにした。
同病院の医療安全対策実施要項は、市への報告を要する医療事故として、▽患者を死に至らしめ、または死に至らしめる可能性がある場合▽患者に重大若しくは不可逆的傷害を与え、または与える可能性がある場合▽患者等から抗議を受けたケースや、医事紛争に発展する可能性があると認められる場合ーを挙げている。
牟礼氏は「(病院が医療過誤を認めた症例を除き)市への報告の必要がない医療事故だったものと考えている」と述べた。赤穂民報の取材では、問題の医師が執刀した脳腫瘍の摘出手術で、患者が手術直後から昏睡状態となったまま死亡した医療事故も発生している。
関連サイト:
【関連記事】さらに医療事故3件 計11件に(2022年03月27日)
【関連記事】医療過誤で重度障害 同一医師で事故8件(2021年09月18日)
掲載紙面(PDF):
2022年4月29日号(2460号) 1面 (10,585,646byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
手術禁止処分中の医師が執刀した経緯については、「医師を被告として係争中のため、裁判が決着するまでは公表を差し控えたい」とし、今後設置される外部有識者委員会に検証を委ねる意向を示した。
また、この医師が関わった医療事故のうち病院から正式報告を受けたのは、病院が医療過誤を認めた1件のみで、その他の症例については報告を受けていないことを明らかにした。
同病院の医療安全対策実施要項は、市への報告を要する医療事故として、▽患者を死に至らしめ、または死に至らしめる可能性がある場合▽患者に重大若しくは不可逆的傷害を与え、または与える可能性がある場合▽患者等から抗議を受けたケースや、医事紛争に発展する可能性があると認められる場合ーを挙げている。
牟礼氏は「(病院が医療過誤を認めた症例を除き)市への報告の必要がない医療事故だったものと考えている」と述べた。赤穂民報の取材では、問題の医師が執刀した脳腫瘍の摘出手術で、患者が手術直後から昏睡状態となったまま死亡した医療事故も発生している。
<前の記事 |
関連サイト:
【関連記事】さらに医療事故3件 計11件に(2022年03月27日)
【関連記事】医療過誤で重度障害 同一医師で事故8件(2021年09月18日)
掲載紙面(PDF):
2022年4月29日号(2460号) 1面 (10,585,646byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 政治 ]
赤穂市の21年度当初予算案、8年ぶり「積極型」 [ 政治 ] 2009年02月10日市民オンブズマンが解散 [ 政治 ] 2009年01月15日立候補予定者説明会は2月24日 [ 政治 ] 2009年01月13日定住自立圏構想、財政措置など国が要綱 [ 政治 ] 2009年01月10日政治倫理条例、素案まとまる [ 政治 ] 2008年12月25日助産料アップ、市議会が可決 [ 政治 ] 2008年12月24日「出産費を5万円補填」市長が方針 [ 政治 ] 2008年12月20日市長らの期末手当、引き下げを答申 [ 政治 ] 2008年12月15日下水道料は値上げ保留 市長「政治的判断」 [ 政治 ] 2008年12月05日政治倫理条例案「実質的経営」の定義まとまる [ 政治 ] 2008年11月28日特別職報酬「3・38〜4・5%カット」答申へ [ 政治 ] 2008年11月19日「市民の負担増は撤回して」署名提出 [ 政治 ] 2008年11月12日公共料金の値上げ、審議会が「妥当」と答申 [ 政治 ] 2008年11月12日市民一人当たり資産は187万円 赤穂市バランスシート [ 政治 ] 2008年11月10日赤穂市美化センターの職員を戒告処分
コメントを書く