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陸上男子砲丸投で県高校総体優勝

 2022年06月04日 
 陸上の兵庫県高校総体(5月27〜29日、神戸ユニバー記念競技場)男子砲丸投で赤穂3年の藤原颯汰(そうた)君(17)=六百目町=が自己ベストを25センチ更新する15メートル04で優勝。6月16日に開幕する近畿総体に出場する。

男子砲丸投で県チャンピオンになった藤原颯汰君


 決勝は1投目で「練習でも投げたことがない」という自身初の15メートル台をマーク。「すごく緊張した中、しっかり最後まで押し切れた。自分の感覚以上に砲丸が飛んでいった」と振り返る一投で2位に35センチの差をつけ、昨年大会で優勝した1学年上の京増来都(きょうます・らいと)さんに続き、赤穂勢の同種目連覇を達成した。

 昨夏の県ユースを13メートル72で制し、冬場は筋力トレーニングとフォーム改良に取り組んだ。以前は60キロ程度が精一杯だったベンチプレスで80キロを持ち上げられるまでにパワーアップ。スクワットで足腰を鍛えてフォームが安定し、スムーズな体重移動につながった。

 身長176センチ、体重72キロの体格は砲丸投の選手としては決して大きくはないが、スピードと技術でカバー。肥塚直樹顧問(60)は「練習熱心。陸上部でキャプテン、クラスでも委員長で、周りからの信頼も厚い」と評価する。

 藤原君は「近畿大会でさらに自己ベストを出してインターハイに出たい」と意気込む。
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掲載紙面(PDF):
2022年6月4日号(2464号) 4面 (9,638,423byte)
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