忠臣蔵のふるさと・播州赤穂の地域紙「赤穂民報」のニュースサイト
文字の大きさ

赤穂民報


  1. トップページ
  2. 社会
  3. 記事詳細

《市民病院医療事故多発》いまだに説明ない患者も

 2022年08月27日 
 赤穂市民病院で2019年9月から翌年2月にかけて脳神経外科の手術で相次いだ医療事故8件について、患者側から問い合わせがあった場合を除き、医療事故であることを同病院が患者や家族に説明していないことがわかった。

手術から2年半以上が経過するにもかかわらず、いまだに医療事故があったことを患者に伝えていないケースがあることがわかった赤穂市民病院


 同病院の医療安全対策実施要項では、医療事故が発生した場合の患者・家族への対応として、「誠心誠意治療に専念するとともに、誠意をもって事故の状況の説明等を行う」「万全を尽くした治療が終了し、患者が死亡又は状態が安定した場合、患者及び家族への詳細な事故の説明等は、院長が指名した医師が対応する」などと取り決めている。

 病院は今年6月に開いた記者会見で「病院としては説明したものと認識している」などと答弁していたが、赤穂民報に寄せられた情報では、報道を見て病院に問い合わせて自分が医療事故に遭ったことを初めて知った患者もある。改めて病院に取材したところ、「病状等の説明であって、医療事故としての説明は行っていなかった」と認めた。

 また、要項では医療事故を公表する場合、「患者家族には、事前に公表内容を説明し、同意を得るように努める」と取り決め、同意書のフォームも用意しているが、8件とも同意を得ずに発生年月と患者年代、事故の概要を会見で公表していた。

 一連の医療事故の患者の中には、いまだに自身が医療事故の当事者だとわかっていない人がいる可能性も残るが、病院は「医療事故としての説明を行う予定はない」としており、病院側から積極的に連絡を取ることはせず、「(患者側から)問い合わせがあった場合は対応する」との考えだ。

 一連の医療事故をめぐっては、各手術から約2年以上が経過した今年2月と3月に院内医療事故調査委員会が開かれ、同病院が正式に医療事故を判断した。
<前の記事


掲載紙面(PDF):
2022年8月27日号(2474号) 1面 (6,501,674byte)
 (PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]


コメント

「誠意をもって事故の状況の説明等を行う」という取り決めがあるにもかかわらず、今回の医療事故は「医療事故としての説明を行う予定はない」と決めた理由を知りたいです。

記事を何回読んでもわかりませんでした。

30  6

投稿:兵庫県民 2022年08月27日

コメントを書く

お名前 (必須。ペンネーム可):

メールアドレス (任意入力 表示されません):

内容 (必須入力):

※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。

1 2 3 4 5 6 7

今週のイベント・催し
23
(月)
 
24
(火)
25
(水)
26
(木)
27
(金)
 
28
(土)
 
29
(日)

最新のコメント

  • 対立候補「支持」の牟礼正稔・赤穂市長「信念に基づいて行動」「選挙終わればノーサイド」←赤穂も改革しよう!(11/22)
  • 齋藤県政2期目 長岡県議「是々非々で対応」←市民2(11/22)
  • 【社説】投票3日前の異例の支持表明 牟礼市長は市民に説明を←赤穂を大事にする会(11/22)

各種お申込み

以下より各お申込み、資料請求フォームにリンクしています。ご活用下さい。

スマホサイトQRコード

スマホ用URLをメールでお知らせ!
e-mail(半角入力)


ドメイン指定受信をされている方は「@ako-minpo.jp」を指定してください。

閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警
閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警