海から遠くへ「津波防災の日」前に避難訓練
2022年11月03日
「津波防災の日」(11月5日)を前に兵庫県内の沿岸部18市町で2日、津波一斉避難訓練があり、赤穂市内でも市役所や学校園などで訓練が実施された。
上仮屋北の「赤穂あけぼの幼稚園」(濱口雅子園長、73人)では市の訓練放送を受け、職員たちが園児らに机の下に隠れるように呼び掛け。「ダンゴムシのポーズだよ」「机の脚をしっかり持って」などと指導した。園庭で点呼した後、北東約600メートルにある加里屋のプラット赤穂へ徒歩で避難。1・2歳児はカートに乗せて運んだ。
同園から最寄りの指定緊急避難場所は南西約600メートルにある城西小学校だが、赤穂港に近づく方向に避難することになるため、関係機関と協議した結果、津波から遠ざかる方角に避難先を変更。この日の訓練には警察や消防団、自治会が交通誘導を支援した。
濱口園長は「きょうの訓練で気付いたことを職員や関係機関と情報共有し、子どもたちの安全な避難に役立てたい」と話した。
兵庫県が2014年に公表した「南海トラフ巨大地震被害想定」では、赤穂市で最悪の場合「死者484人、建物全壊405棟」と想定。死者の約93%は「津波からの逃げ遅れ」によるものと予測されている。
掲載紙面(PDF):
2022年11月5日号(2482号) 4面 (12,241,566byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
園外への避難を訓練する園児たち
上仮屋北の「赤穂あけぼの幼稚園」(濱口雅子園長、73人)では市の訓練放送を受け、職員たちが園児らに机の下に隠れるように呼び掛け。「ダンゴムシのポーズだよ」「机の脚をしっかり持って」などと指導した。園庭で点呼した後、北東約600メートルにある加里屋のプラット赤穂へ徒歩で避難。1・2歳児はカートに乗せて運んだ。
同園から最寄りの指定緊急避難場所は南西約600メートルにある城西小学校だが、赤穂港に近づく方向に避難することになるため、関係機関と協議した結果、津波から遠ざかる方角に避難先を変更。この日の訓練には警察や消防団、自治会が交通誘導を支援した。
濱口園長は「きょうの訓練で気付いたことを職員や関係機関と情報共有し、子どもたちの安全な避難に役立てたい」と話した。
兵庫県が2014年に公表した「南海トラフ巨大地震被害想定」では、赤穂市で最悪の場合「死者484人、建物全壊405棟」と想定。死者の約93%は「津波からの逃げ遅れ」によるものと予測されている。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2022年11月5日号(2482号) 4面 (12,241,566byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
市民体育祭2017…少女バレーボール 第52回市小学校水泳記録会 3歳児保育 来春試行へ園児募集 姉妹都市へ訪豪の生徒教諭ら帰国 [ 社会 ] 2017年08月17日小池都知事も出席 東京あこうのつどい [ 社会 ] 2017年08月09日空き家を工房に改修 街歩きの拠点にも [ 社会 ] 2017年08月05日「核のごみ」処分候補地 赤穂も可能性 [ 社会 ] 2017年08月04日「五輪イヤーに忠臣蔵」NHKへ要望書 [ 社会 ] 2017年08月03日市民病院の新館 供用始まる [ 社会 ] 2017年08月01日全日本少年少女大会へ兄妹拳士 小学生以下対象に絵マップ作品募集 産廃反対市民の会 県へ要望書 [ 社会 ] 2017年07月26日観覧車ゴンドラから救助訓練 [ 社会 ] 2017年07月25日坂越湾で伝統の海洋訓練 [ 子供 ] 2017年07月23日「九州にとどけ」ボランティアが街頭募金
コメントを書く