福浦産廃処分場計画地「事業者指導して」市長に要望
2023年01月20日
「産業廃棄物最終処分場建設反対赤穂市民の会」(勝田三好会長)は牟礼正稔市長と懇話会をこのほど開催。兵庫奥栄建設が福浦の旧採石場で進めようとする産廃処分場建設計画の阻止に向けて情報を共有した。
同社が福浦に所有する旧採石場をめぐっては、2016年までに行われる計画だった建設残土での埋め戻しがいまだに着手されていない。許認可権を持つ兵庫県は一昨年8月、毎年10万立方メートル分ずつ段階的に埋め戻すことを条件に事業期間の延長を認可したが実行された形跡はなく、市民の会は昨年9月、計画通りの埋め戻しと早期緑化を求める要望書を同社へ提出。同社の回答は「県と協議中」という内容にとどまった。
懇話会は加里屋中洲の市民会館であり、勝田会長はじめ役員と構成団体の13人が参加。「計画をなし崩しにしている」「市民を愚弄した回答だ」など事業者への不服を訴えたほか、「孫や子の代まで関わる問題。私たちの世代が目の黒いうちに解決しておきたい」と早期決着を望む声があった。
また、赤穂市が同社と締結している環境保全協定を根拠に「市から事業者を指導してほしい」という要望も出された。牟礼市長は「可能かどうか所管に検討させたい」と答え、別の事業者が西有年地区で計画している産廃最終処分場建設計画についても改めて「計画反対」の意向を示した。
勝田会長は「計画阻止に向けて行政、議会、市民が『オール赤穂』で頑張っていきたい」と団結を呼びかけた。
掲載紙面(PDF):
2023年1月21日号(2492号) 1面 (4,011,788byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
産廃反対市民の会との懇話会で発言する牟礼正稔市長
同社が福浦に所有する旧採石場をめぐっては、2016年までに行われる計画だった建設残土での埋め戻しがいまだに着手されていない。許認可権を持つ兵庫県は一昨年8月、毎年10万立方メートル分ずつ段階的に埋め戻すことを条件に事業期間の延長を認可したが実行された形跡はなく、市民の会は昨年9月、計画通りの埋め戻しと早期緑化を求める要望書を同社へ提出。同社の回答は「県と協議中」という内容にとどまった。
懇話会は加里屋中洲の市民会館であり、勝田会長はじめ役員と構成団体の13人が参加。「計画をなし崩しにしている」「市民を愚弄した回答だ」など事業者への不服を訴えたほか、「孫や子の代まで関わる問題。私たちの世代が目の黒いうちに解決しておきたい」と早期決着を望む声があった。
また、赤穂市が同社と締結している環境保全協定を根拠に「市から事業者を指導してほしい」という要望も出された。牟礼市長は「可能かどうか所管に検討させたい」と答え、別の事業者が西有年地区で計画している産廃最終処分場建設計画についても改めて「計画反対」の意向を示した。
勝田会長は「計画阻止に向けて行政、議会、市民が『オール赤穂』で頑張っていきたい」と団結を呼びかけた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2023年1月21日号(2492号) 1面 (4,011,788byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
2024年春 幼稚園・保育所関係の異動 [ 社会 ] 2024年03月27日故障から3年 加里屋中継ポンプ場 ようやく更新 [ 社会 ] 2024年03月26日周世最終処分場の「閉鎖」市が撤回 新路線の運行開始控え、バスの乗り方教室 [ 社会 ] 2024年03月22日新小1年生にランドセルカバー寄贈 交通安全協会 美化センター焼却炉 予定外の稼働中止 [ 社会 ] 2024年03月16日病院事業管理者に高原秀典氏任命へ [ 社会 ] 2024年03月16日香りでも楽しめる「春めき桜」植樹 [ 社会 ] 2024年03月12日住居侵入の消防係長 停職6か月の懲戒処分 市民病院経営強化プラン 失敗した場合の責任「市長にある」 [ 社会 ] 2024年03月07日患者と家族の拠り所 月例の「がんサロン赤穂」 田中康湧プロが五段に 若手棋戦で優勝も [ 社会 ] 2024年02月29日下水道使用料 2009年度以来の値上げへ改定率協議 市民病院の経営形態「変更の可能性ある」副市長が言及 [ 社会 ] 2024年02月24日雄鷹台山に登山ルート看板 [ 社会 ] 2024年02月22日
コメントを書く