心癒やすメロディ 引きこもり男性が作ったピアノ曲
2024年05月20日
小学生のころから自宅に引きこもりがちだった音楽好きの男性が友人たちの支援で作曲したピアノ曲の発表会が19日に中広の赤穂化成ハーモニーホールであり、「暗闇に差し込む光をイメージした」というメロディが聴衆を魅了した。
作曲したのは正保橋町の徳岡郁人さん(32)。ピアノとバイオリンを習った経験から音楽に興味がある。姉の紹介で6年前に出会った赤穂市内在住の元作曲家Neroさんに思いついた曲のフレーズを聴かせたところ、「光るものがある」と励まされ、初めて作曲にチャレンジ。4分半ほどの曲を約1年がかりで完成させ、Neroさんが編曲した。題名を「Immortal Sanctuary(不滅の聖域)」と名付けた。
発表会では加西市のピアニスト高濱莉乃さん(28)が情感を込めて演奏。会場のロビーに響く音色に約50人の観客が耳を傾けた。演奏後、徳岡さんは客席から送られた拍手に照れながら頭を下げ、観客からは「心が癒やされる音楽」「もっと聴いていたいと感じた」「楽譜がほしい」などの声があった。
「自分にとって人生で初めての経験でした。拍手をもらって足が震えた」と徳岡さん。2曲目の制作にも意欲を示す。Neroさんは「音楽で人を感動させることができる才能は誰もが持っているものではない。自信をもってほしい」とエールを送る。
掲載紙面(PDF):
2024年5月25日号(2553号) 2面 (6,818,385byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
ロビーコンサートで披露された徳岡郁人作曲「Immortal Sanctuary(不滅の聖域)」
作曲したのは正保橋町の徳岡郁人さん(32)。ピアノとバイオリンを習った経験から音楽に興味がある。姉の紹介で6年前に出会った赤穂市内在住の元作曲家Neroさんに思いついた曲のフレーズを聴かせたところ、「光るものがある」と励まされ、初めて作曲にチャレンジ。4分半ほどの曲を約1年がかりで完成させ、Neroさんが編曲した。題名を「Immortal Sanctuary(不滅の聖域)」と名付けた。
発表会では加西市のピアニスト高濱莉乃さん(28)が情感を込めて演奏。会場のロビーに響く音色に約50人の観客が耳を傾けた。演奏後、徳岡さんは客席から送られた拍手に照れながら頭を下げ、観客からは「心が癒やされる音楽」「もっと聴いていたいと感じた」「楽譜がほしい」などの声があった。
「自分にとって人生で初めての経験でした。拍手をもらって足が震えた」と徳岡さん。2曲目の制作にも意欲を示す。Neroさんは「音楽で人を感動させることができる才能は誰もが持っているものではない。自信をもってほしい」とエールを送る。
コンサートであいさつする徳岡郁人さん。左は編曲を協力したNeroさん
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2024年5月25日号(2553号) 2面 (6,818,385byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
人物などリアルに描写 色鉛筆画展 [ 文化・歴史 ] 2022年05月18日「赤穂の路地」テーマに写真展 [ 文化・歴史 ] 2022年05月16日キャンバスの会 ウインドギャラリー展 [ 文化・歴史 ] 2022年05月11日女性たちの絵画作品ロビー展 [ 文化・歴史 ] 2022年05月05日「伝統と新しいかたち」山陽百貨店で赤穂緞通展 [ 文化・歴史 ] 2022年04月29日清方、松園、夢二など「近代版画の女性像」展 [ 文化・歴史 ] 2022年04月25日カエルに象、ウサギ……レトロな看板人形の写真展 [ 文化・歴史 ] 2022年04月24日29・30日、赤穂城二之丸庭園で屋形舟遊覧 市内で映画ロケ 市民延べ100人がエキストラ [ 文化・歴史 ] 2022年04月13日春恒例のサロン演奏会 通算30回に [ 文化・歴史 ] 2022年04月11日中広の仲江俊明さん 趣味の水墨画展 [ 文化・歴史 ] 2022年04月10日温かみと癒し「笑い文字」展 [ 文化・歴史 ] 2022年04月09日明徳究め「不生」説く 赤穂で大悟の盤珪永琢 生誕400年 [ 文化・歴史 ] 2022年04月02日森崎伯霊没後30年「ふたたびの春」親子展 [ 文化・歴史 ] 2022年03月31日「塩とジオ」謎解き 観光振興に活用へ [ 文化・歴史 ] 2022年03月26日
コメントを書く