手術支援ロボを導入 赤穂中央病院
2024年05月25日
赤穂中央病院(長尾俊彦院長)は米国製手術支援ロボット「ダヴィンチ」を導入。このほど運用を開始した。姫路市を除く西播磨地域の医療機関で初めてという。
ダヴィンチは、コンソールと呼ばれる操縦機器のハンドルやペダルを動かして鉗子や内視鏡が付いたロボットアーム4本を自在に操作するシステム。術者は内視鏡で映した高解像度の画像をモニターで確認しながらミリ単位でアームを動かす。手ぶれ補正機能も備え、人の手では難しいような精密で正確な手術が可能になる。手術時の出血量を開腹手術の4〜5分の1程度に抑えられるなど患者の負担を軽減でき、術後の早期回復と入院日数短縮のメリットもあるという。
国内ではすでに600台を超える数が導入。前立腺の全摘除術など開腹手術ではリスクを伴う術式で支援ロボットを使うのが一般的になっているが、これまでは姫路あるいは岡山の医療機関まで行かなければならなかった。同病院は最新モデルのダヴィンチを3億円超かけて整備。4月から泌尿器科の手術で運用を始めた。
今後は産婦人科や外科の手術にも運用を拡大していく計画。長尾院長は「手術支援ロボットを活用することで、より安全で質の高い医療を提供できる。トレーニングを重ね、患者のみなさんに安心して手術を受けてもらえる体制を整えていきたい」と話している。
掲載紙面(PDF):
2024年5月25日号(2553号) 1面 (6,818,385byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
手術支援ロボット「ダヴィンチ」の運用を始めた赤穂中央病院泌尿器科の中山恭樹部長(右)と長尾賢太郎医師
ダヴィンチは、コンソールと呼ばれる操縦機器のハンドルやペダルを動かして鉗子や内視鏡が付いたロボットアーム4本を自在に操作するシステム。術者は内視鏡で映した高解像度の画像をモニターで確認しながらミリ単位でアームを動かす。手ぶれ補正機能も備え、人の手では難しいような精密で正確な手術が可能になる。手術時の出血量を開腹手術の4〜5分の1程度に抑えられるなど患者の負担を軽減でき、術後の早期回復と入院日数短縮のメリットもあるという。
国内ではすでに600台を超える数が導入。前立腺の全摘除術など開腹手術ではリスクを伴う術式で支援ロボットを使うのが一般的になっているが、これまでは姫路あるいは岡山の医療機関まで行かなければならなかった。同病院は最新モデルのダヴィンチを3億円超かけて整備。4月から泌尿器科の手術で運用を始めた。
今後は産婦人科や外科の手術にも運用を拡大していく計画。長尾院長は「手術支援ロボットを活用することで、より安全で質の高い医療を提供できる。トレーニングを重ね、患者のみなさんに安心して手術を受けてもらえる体制を整えていきたい」と話している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2024年5月25日号(2553号) 1面 (6,818,385byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
議員協議会でも「定数1人減」が過半数 自民党パーティー券不正問題 山口氏「全く関与していない」 「現行定数多い」議員の半数回答 「30人が望ましい」の声も 吸引機能を一時喪失 点検で人為ミス 赤穂市民病院 子どもたちを交通事故から守りたい 「伊達直人」が呼び掛け 山陽道の通行止め解除「15日正午ごろ」 [ 社会 ] 2023年12月13日有年地区に「お試し暮らし住宅」長期滞在型 [ 社会 ] 2023年12月13日海浜公園活性化へ「うみの会議」アイデア出し合う [ 社会 ] 2023年12月12日赤穂港に初の自衛艦 一般公開に1000人超 [ 社会 ] 2023年12月11日山陽道の通行止め「15日ごろ解除」義士祭には間に合わず? [ 社会 ] 2023年12月08日「モンダいは飲酒運転、ミンなでヘルメット」 [ 社会 ] 2023年12月07日赤穂市消費者協会の3人 県自治賞など受賞【訂正あり】 [ 社会 ] 2023年12月06日《市民病院医療事故多発》被害患者が脳外科医を刑事告訴 赤穂青年会議所 12月末で解散 60年の歴史に幕 [ 社会 ] 2023年12月02日12月1日に「はくほう会病院」を統合 赤穂中央病院 [ 社会 ] 2023年11月28日
コメントを書く