女性の参画進めるには? はりま台自治会に視察
2024年10月24日
赤穂市内の自治会連合会で初めて女性会長を輩出するなど男女共同参画が進む有年地区のはりま台自治会(望月守代会長、80世帯211人)を多可町地域共生推進協議会(小嶋明会長)の一行27人が訪問。女性が活発に地域づくりに参加している様子を視察した。
はりま台自治会では2019年に望月さんが会長に就任。利用されず荒廃していた地域の公園を住民たちの手で再生したり、土砂崩れの危険がある山腹の防災整備を行政に働きかけるなど活発に活動してきた。それらの活動を多くの女性が担う。望月さんは昨年度、有年地区自治会連合会長に選出された。
多可町には自治会にあたる「集落」が62地区あり、集落のリーダーとなる「区長」は全員男性。女性区長は過去にも例がないという。「女性役員を選出するにはどうすればよいか」というテーマが町内全体の課題となっている中、参考になるヒントを求めてはりま台を視察先に選んだ。
視察で小嶋会長と対談した望月会長は、「かゆいところに手が届く自治会にしたかった」と防犯灯の設置や集会所のリフォーム、いきいき百歳体操の導入など会長就任以降の住民ニーズを踏まえた取組を説明。「自分一人では出来ないことばかり。『助けて』と周りに頼んで、多くの方たちの協力があってやってきた」と人のつながりの大切さを強調した。一方、「女のくせに」と陰口を言われ、ストレスで円形脱毛症になった苦労も明かした。
地域づくりへの女性参画を進めるポイントを「まずは女性の声を聞くこと」と望月会長。小嶋会長は「男も意識を変えなければいけない。世帯主中心で役員構成する自治会の仕組みを変えることも必要ではないか」と感想を話した。
掲載紙面(PDF):
2024年10月26日号(2573号) 2面 (8,836,773byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
はりま台自治会では2019年に望月さんが会長に就任。利用されず荒廃していた地域の公園を住民たちの手で再生したり、土砂崩れの危険がある山腹の防災整備を行政に働きかけるなど活発に活動してきた。それらの活動を多くの女性が担う。望月さんは昨年度、有年地区自治会連合会長に選出された。
多可町には自治会にあたる「集落」が62地区あり、集落のリーダーとなる「区長」は全員男性。女性区長は過去にも例がないという。「女性役員を選出するにはどうすればよいか」というテーマが町内全体の課題となっている中、参考になるヒントを求めてはりま台を視察先に選んだ。
視察で小嶋会長と対談した望月会長は、「かゆいところに手が届く自治会にしたかった」と防犯灯の設置や集会所のリフォーム、いきいき百歳体操の導入など会長就任以降の住民ニーズを踏まえた取組を説明。「自分一人では出来ないことばかり。『助けて』と周りに頼んで、多くの方たちの協力があってやってきた」と人のつながりの大切さを強調した。一方、「女のくせに」と陰口を言われ、ストレスで円形脱毛症になった苦労も明かした。
地域づくりへの女性参画を進めるポイントを「まずは女性の声を聞くこと」と望月会長。小嶋会長は「男も意識を変えなければいけない。世帯主中心で役員構成する自治会の仕組みを変えることも必要ではないか」と感想を話した。
女性参画の先進地として視察訪問を受けて対談する望月守代・はりま台自治会長(左)
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2024年10月26日号(2573号) 2面 (8,836,773byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
相生有年道路の整備完了「令和10年代前半を念頭」 [ 社会 ] 2023年03月16日尾崎小を核に地域づくり 文科大臣表彰 高取峠の早かご像改修へ資金募集 [ 社会 ] 2023年03月04日消防団詰所で飲酒 分団長ら「厳重注意」へ [ 社会 ] 2023年03月04日相生有年道路 土地収用備え説明会 [ 社会 ] 2023年03月04日「光るホタル楽しみ」加里屋川にホタル幼虫放流 故障の加里屋中継ポンプ場 3度目の工期延長 [ 社会 ] 2023年02月25日引き揚げ者住宅 最後の1棟解体 [ 社会 ] 2023年02月25日「持続可能な地域公共交通網を」近畿運輸局から提案書 [ 社会 ] 2023年02月22日「人には尽くせ」母の教え守り人命救助 [ 社会 ] 2023年02月19日「テロ行為でガス爆発」市役所で対応訓練 [ 社会 ] 2023年02月15日県議選説明会 現職の長岡氏陣営のみ出席 [ 社会 ] 2023年02月14日救急搬送困難事案が前年1・6倍 コロナ禍影響 [ 社会 ] 2023年02月11日空き巣など窃盗犯増加 2022年赤穂署管内 「安全確保を第一に」赤穂駅で不審者対応訓練 [ 社会 ] 2023年02月07日
コメントを書く