「国展」の写真部に2人入選
2009年05月16日
国展で入選した佐々木英明さん(右)と玉水久雄さん
市内の写真店に勤める佐々木英明さん(43)=姫路市飾磨区=は被写体を求めて昨年10月から20回以上も夜明け前の赤穂御崎へ。ある朝、岩に引っ掛かった流木の根が、まるで生き物のように見え、波が引く瞬間をスローシャッターでものにした。「宇宙からの生命体が降り立ったように見えた」ことからタイトルは「侵入」。昨年に続いて2年連続の入選を果たした。
写真歴10年の会社員、玉水久雄さん(59)=高野=は初応募で喜びの入選。昨夏に兵庫県香美町村岡の「猿尾滝」を中判カメラで撮影した。題名は「峻烈」で、凹凸のある黒い岩に当たった落水が弾け散る様子をとらえた。岩肌の造形にほれ込み、5年ほど前から通い続けたという。
「さらに自分の見た感動を残し伝えられるように努力していきたい」と玉水さん。佐々木さんは「目標は国画会の会友になること」と次回の応募に向けてすでに準備を始めているという。
今回の国展写真部には461点の応募があり、入選は180人。2人の写真は同展大阪会場(6月9日〜14日、大阪市立美術館)で展示される。
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掲載紙面(PDF):
2009年5月16日(1847号) 4面 (8,877,263byte)
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投稿:山崎 2010年04月01日コメントを書く