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赤穂ロイヤルHでCO2削減プロジェクト

 2009年12月12日 
二酸化炭素排出量の大幅な削減プロジェクトが進められる赤穂ロイヤルホテル
 北野中の「オオキコーポレーション」(大木善夫社長)は、同社が運営する赤穂ロイヤルホテルの施設改修に伴い、二酸化炭素(CO2)排出量削減プロジェクトを実施する計画をこのほど発表した。改修によりCO2排出量はおよそ半減する見込みで、国が進める「ゼロ・エミッション・ビル(無排出建築物)」の実証実験事業にも認められた。
 計画によると、給湯器を石油ボイラーからヒートポンプに更新。消費電力の少ないLED照明、高効率エアコンを導入し、エネルギー消費量の大幅な削減を目指す。また、屋上に太陽光発電パネル(10キロワット)の設置も計画。これらの取り組みにより、CO2の年間排出量は現状の約630トンから約330トンに減少する試算が得られたという。
 改修工事は来年2月中に行う予定。経済産業省所管の独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」が全国で8社を選定した助成対象プロジェクトに決まり、改修費用約2億円の3分の2は補助を受けられることになった。
 事業成果はホテルのホームページで公表。CO2排出量をリアルタイムで知らせる表示器をフロントに取り付け、従業員の意識向上にも努める。
 同社は「将来的に太陽光発電パネルの増設などでCO2をまったく排出しない『ゼロ・エミッション・ホテル』のモデルケースを目指したい」と抱負を語っている。
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