忠臣蔵のふるさと・播州赤穂の地域紙「赤穂民報」のニュースサイト
文字の大きさ

赤穂民報


  1. トップページ
  2. 社会
  3. 記事詳細

震災で学んだ三つの“命”

 2010年01月19日 
震災の体験を生徒たちに語りかける岡本武利さん
 神戸市内の小学校長として阪神・淡路大震災を経験した岡本武利さん(67)=加古川市=を招いた防災教育講演会が18日に赤穂中学校(西川祐二校長、生徒数423人)であり、生徒らが体験談に耳を傾けた。
 震災当時、岡本さんは長田区にある市立御蔵小の校長。校区内の半分近くを焼失する惨事で児童1人が犠牲となり、校舎は地域住民約1700人の避難所となった。現在はNPO「神戸の絆2005」のメンバーとして各地で震災体験を語り継いでいる。
 講演で、岡本さんは自身が責任者を務めた避難所の記録映像を上映。紙芝居で下級生の面倒を見る高学年児童や避難所を清掃する子どもたちの姿を紹介し、「こうした子どもたちの姿が避難生活に疲れ果てた大人たちに“がんばろう”という気持ちを与えた」と当時を振り返った。
 「自分を守り相手を助ける“生命”、自分にも何かできる“使命”、何事にも一生懸命取り組む“懸命”の“三つの命”を学んだ」と岡本さん。地域とのつながりと協力の大切さを生徒たちに伝えた。
 話を聞いた生徒のほとんどは震災後に生まれた世代。3年の千崎大輔君(15)は「実際に被災者になったら、他人に任せ切りにせず、自分にできることを考えて行動したい」と感想を話した。
<前の記事


掲載紙面(PDF):
2010年1月30日(1880号) 3面 (8,271,771byte)
 (PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 赤穂地区 ]  [ 社会 ]


コメントを書く

お名前 (必須。ペンネーム可):

メールアドレス (任意入力 表示されません):

内容 (必須入力):

※コメントは投稿内容を赤穂民報社において確認の上、表示します。
投稿ルールを遵守できる方のみご投稿ください。

1 2 3 4 5 6

今週のイベント・催し
23
(月)
 
24
(火)
25
(水)
26
(木)
27
(金)
 
28
(土)
 
29
(日)

最新のコメント

  • 《市民病院医療事故多発》「膿出し切る必要」現役医師が提言←一般人(12/22)
  • 市教委サーバがウイルス感染 一部データに障害←リテラシーの観点から(12/21)
  • 市教委サーバがウイルス感染 一部データに障害←とむ(12/21)

各種お申込み

以下より各お申込み、資料請求フォームにリンクしています。ご活用下さい。

スマホサイトQRコード

スマホ用URLをメールでお知らせ!
e-mail(半角入力)


ドメイン指定受信をされている方は「@ako-minpo.jp」を指定してください。

閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警
閉じる
中村唯心堂 中道工務店 矢野防水工業 赤穂メモリアルホール 野中砂子土地区画整理組合 花岳寺 兵庫県警