絵画の共同制作で国際交流
2010年02月11日
インドネシアの学校と共同制作する大型絵画。空白部分を相手校の生徒らが描いて完成させる
ユネスコが世界各国から統一サイズ(縦約1・5メートル、横約3・7メートル)のテント地絵画を募集する「アートマイル壁画プロジェクト」の一環。2年前に赤穂市内で作品展を見た美術部顧問の濱本哲也教諭が部員らに「取り組んでみては」と持ちかけた。同プロジェクト日本事務局長の塩飽隆子さん=大町=から国際交流の相手校を求めていたインドネシア・スラバヤ市の公立中学校を紹介され、昨年11月から共同制作に向けた交流が始まった。
「ごみ問題について日本の取り組みを教えてほしい」と届いたメールからテーマを設定。部長の黒田将来君(13)=2年=が全体の構図を考え、他の部員と手分けして色を塗った。
青い地球の絵の周囲を放射状のブロックに分け、両国の国花や歴史的建造物を配置。ごみ問題への取り組み事例として分別回収のイラストを描いた。キャンバス左側は時計盤の中に乱伐された森林を描き、刻々と進む環境破壊への警鐘とした。
いずれのブロックもスペースの半分は空白のまま残した。インドネシアの生徒たちが意図に沿って作品を完成させ、約2カ月後に日本に戻される。
「環境問題について互いに意識を高める機会になりそう」と黒田君。「こっちで大気汚染など“負”の面を描いたので、インドネシアの人たちには“希望”を表現してほしい」と海の向こうのパートナーに思いを託していた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2010年2月13日(1882号) 3面 (8,979,919byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
上郡町書道会第16回会員展 [ 文化・歴史 ] 2015年03月07日「道」テーマに写真展 [ 文化・歴史 ] 2015年03月06日赤穂市少女バレー第37回送別大会 水墨画10年目、初めての個展 [ 文化・歴史 ] 2015年03月03日流麗な筆遣い、巴会かな書展 [ 文化・歴史 ] 2015年03月03日ふるさとの川で卒業記念清掃 赤穂浪士と家族テーマに講演会 [ 文化・歴史 ] 2015年03月02日トップ奏者ら共演、ハーモニカフェス 郷土の歴史伝承へ旧跡説明板 [ 文化・歴史 ] 2015年03月01日「命の温もり」にタッチ、思いやり教育 [ 子供 ] 2015年03月01日防火ポスターの優秀作品展 [ 子供 ] 2015年03月01日第22回赤穂民報習字紙上展の入賞者 [ 子供 ] 2015年02月28日民俗資料館で「お雛さま展」 [ 文化・歴史 ] 2015年02月27日華麗な陶磁器「オールドノリタケ」展 [ 文化・歴史 ] 2015年02月24日ハマウツボ保全に「くすのき賞」
コメントを書く