1帖で2つの意匠、オリジナル両面屏風
2010年02月20日
表裏どちらにも折り曲げることができる紙蝶番の創作屏風
「日本のすぐれたものづくり技法を紹介したい」と同神社が10数点を展示。いずれも表裏異なる柄の千代紙、ふすま紙が貼られ、1帖で2種類の意匠が楽しめる。
紙蝶番は、素材に金具ではなく丈夫な和紙を使う。蝶番が開く向きが交互になるように羽根を貼って両面屈曲を可能にするが、わずかな誤差でも開閉できなくなるため、作り手の高い技術が要求される。
制作者は浜市の表具店経営、大崎秀信さん(57)。「従来の硬いイメージではなく、現代の生活様式にも合う品物を」と3年ほど前から作り始めた。一点ずつ下地から手作りのため、絵柄だけでなく、大きさ、形状もオリジナル。床の間や玄関先の飾りに自分でデザインを考えて注文する人が多いという。
展示は初めて。「見るだけでなく、ぜひ手で触ってみてほしい」と鑑賞を呼びかけている。Tel48・7254。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2010年2月20日(1883号) 4面 (9,739,498byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
西浜塩田の一級資料を市が受贈 [ 文化・歴史 ] 2018年05月19日詩とエッセイ「卆寿のひとりごと」 [ 文化・歴史 ] 2018年05月18日ナイフ一本 模様細工の美 [ 文化・歴史 ] 2018年05月12日赤穂美術協会展 18日から3日間 [ 文化・歴史 ] 2018年05月12日「赤穂の秋冬」テーマに写真展 [ 文化・歴史 ] 2018年05月11日川柳赤穂吟社 初の合同句集 [ 文化・歴史 ] 2018年05月04日勇壮豪華 民俗資料館で「五月人形展」 [ 文化・歴史 ] 2018年04月28日文字に魂 篆刻と書画の個展 [ 文化・歴史 ] 2018年04月27日7月に市民能「羽衣」 入場券の販売開始 花の美際立つ「押し花アート展」 [ 文化・歴史 ] 2018年04月25日市文化財の地獄絵を一般公開 高瀬舟船着場跡が観光スポットに [ 文化・歴史 ] 2018年04月19日姫路生まれの板画家 長谷川富三郎展 [ 文化・歴史 ] 2018年04月18日歴史コラム100本『赤穂史百話』 [ 文化・歴史 ] 2018年04月17日後継者育成へ赤穂緞通の研修工房 [ 文化・歴史 ] 2018年04月14日
コメントを書く