蓮如上人の十字名号を特別公開
2010年04月09日
親鸞聖人750回大遠忌に特別公開される永応寺の寺宝
朝日山永応寺は室町時代中期の1490年(延徳2)に播磨の地で初めて開かれた浄土真宗の寺院で、「播磨六坊」の一つ。特別公開される名号は開基8年後の1498年(明応7)に下付された。「帰命尽十方無碍光如来(きみょうじんじっぽうむげこうにょらい)」の“十字名号”を軸装した縦107・5センチ、幅38・5センチで、裏書に9世門主・実如上人の花押がある。現本尊の阿弥陀如来像が下付された1540年(天文7)まで、開基仏画像本尊(蓮如上人裏書)の脇掛として長く信仰の対象だった。
御真影木像は1810年(文化7)に京の高辻家から入寺した13世住職・本正が持参した。念珠を手にした親鸞聖人を端正に彫った一木造座像で身丈46・7センチ。作者、製作年代は不詳だが、「専門家によると、美術的にも価値が高い像」(同寺)という。
特別公開は12日(月)まで午後1時〜4時半(10日は2時から)。法要の合間には間近に寄って観覧できる。Tel42・2101。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2010年4月10日(1891号) 3面 (8,508,854byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
電子雑誌閲覧サービス導入 市立図書館 人物などリアルに描写 色鉛筆画展 [ 文化・歴史 ] 2022年05月18日「赤穂の路地」テーマに写真展 [ 文化・歴史 ] 2022年05月16日キャンバスの会 ウインドギャラリー展 [ 文化・歴史 ] 2022年05月11日女性たちの絵画作品ロビー展 [ 文化・歴史 ] 2022年05月05日「伝統と新しいかたち」山陽百貨店で赤穂緞通展 [ 文化・歴史 ] 2022年04月29日清方、松園、夢二など「近代版画の女性像」展 [ 文化・歴史 ] 2022年04月25日カエルに象、ウサギ……レトロな看板人形の写真展 [ 文化・歴史 ] 2022年04月24日29・30日、赤穂城二之丸庭園で屋形舟遊覧 市内で映画ロケ 市民延べ100人がエキストラ [ 文化・歴史 ] 2022年04月13日春恒例のサロン演奏会 通算30回に [ 文化・歴史 ] 2022年04月11日中広の仲江俊明さん 趣味の水墨画展 [ 文化・歴史 ] 2022年04月10日温かみと癒し「笑い文字」展 [ 文化・歴史 ] 2022年04月09日明徳究め「不生」説く 赤穂で大悟の盤珪永琢 生誕400年 [ 文化・歴史 ] 2022年04月02日森崎伯霊没後30年「ふたたびの春」親子展 [ 文化・歴史 ] 2022年03月31日
コメントを書く