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学生同士で自転車マナー向上

 2010年05月01日 
学生と自治会が共同で行っている自転車マナー向上の呼びかけ運動
 通学時の自転車マナーを向上しようと、関西福祉大学のボランティアサークル「とんぼのめがね」が朝の交通立番を行っている。昨年4月に活動を始めてから1年。住民から「以前よりも格段によくなった」と好評だ。
 「とんぼのめがね」は大学周辺を清掃奉仕する団体として昨春設立。学生の自転車マナーに対して、地域の人たちが不満を持っていることを知り、「自分たちにできることを」と活動をスタートした。
 特に苦情が多かったのが、JR赤穂線北沿いの道から塩屋郵便局がある住宅地へ入っていく「備前街道」。朝の登校時に、主に電車通学の学生らが横断歩道のない国道交差点を横断し、細い地道をかなりのスピードで走り抜けていた。地元の人の話では、学生の自転車が接触し、乳母車のお年寄りを負傷させた事案もあったという。
 サークルメンバー15人が交替で毎週火曜日の午前8時半ごろから約30分間立ち番。「おはようございます」とあいさつしながら、矢印看板を持って国道250号を通るように呼びかける。塩屋東自治会(山田春美会長)も賛同し、数人が毎回活動に協力している。
 「最近では、学生さんの方からあいさつしてくれるようになった」と山田会長。この活動をきっかけに茶話会や手芸体験など地域住民と学生の交流にも発展している。
 「地域に溶け込んだ大学に近づけたい」とサークル代表の後藤めぐみさん(21)=社会福祉学部4回生=。「立ち番のない日に、まだ地道を通っている人があることが残念」といい、活動回数を増やすことも検討しているという。
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掲載紙面(PDF):
2010年5月1日(1894号) 3面 (10,798,605byte)
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