子どもたちがアナゴ漁体験
2010年06月13日
かご網を一生懸命引っ張り上げる子どもたち
環境体験授業の一環で3年目。坂越漁協の漁船2隻に乗り込み、前日のうちに餌のイワシを入れて仕掛けを沈めておいたポイント4カ所へ。長さ約50センチ、厚さ約15センチの小判型をしたかご網を15メートル間隔で連ねたロープを水深約6メートルの海底から引っ張った。
1本に10のかご網が付き、長さ150メートル以上のロープは水の抵抗もあって相当の重さ。5、6人で力を合わせて綱を引き、アナゴが入ったかごを見つけると大喜びした。全部で40あるうち、およそ半分が当たり。一かごで5、6匹獲れたものもあった。
定置網漁も見学し、30センチほどのマダイやアカエイなど10種類以上の魚を乗せて帰港。漁業組合員がアナゴは天ぷらに、その他の魚介類は味噌仕立ての「わっぱ汁」に調理し、子どもたちに振る舞った。
上田博己君(8)は「かごは思った以上に重かった。これからはもっと自然と漁師さんに感謝して魚を食べたい」と疲れた腕を叩いていた。
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掲載紙面(PDF):
2010年06月19日(1900号) 3面 (8,233,057byte)
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