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「融和団結で治安守る」黒田稔樹・第85代赤穂署長

 2010年09月25日 
赤穂署の第85代署長に就任した黒田稔樹氏
 赤穂署は警察学校を卒業して最初の配属地で、今回2度目の赴任。1度目は昭和53年9月から2年半、塩屋交番などで勤務した。およそ30年ぶりに着任し、「街の様子は変わったところもあるが、人情の厚さは変わっていない」と赤穂の印象を語る。
 生まれ育った高砂の高校から大阪工業大学へ進学し、電子工学を学んだ。卒業研究のテーマは「パターン認識」。人が書いた文字をコンピューターに判読させる技術について研究するうちに、「コンピューターではなく、人間を相手にする仕事がしたい」と警察官を志望した。
 県警本部の交通指導課へ3度配属されるなど“交通畑”を歩んできた。「交通事故も殺人事件も、失われる人命の重さに違いはない」との言葉に実感がこもる。「赤穂は私にとって第2のふるさと。“融和団結”をスローガンに署員一丸となって業務にまい進したい」と熱意を燃やしている。55歳。
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掲載紙面(PDF):
2010年9月25日(1913号) 4面 (8,806,866byte)
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