中広の廣門さん、一陽会の会員に
2010年10月02日
一陽会の会員に推挙された廣門幸三さん
廣門さんは同展に平成5年から毎年出品し、奨励賞2回。古びたブルドーザーを写実的に描写した油彩画で実績を重ね、12年に会友推挙を受けた。作品からは、役目を終えた重機の静かな哀愁と物悲しさが伝わってくる。
幼少期から絵を描くのが好きで、中学2年の学校授業で描いた風景画が第1回赤穂市美術展で入選。しかし、本格的に創作活動に取り組んだのは40歳からだった。「長く続けることのできる趣味を」を気軽な気持ちで始めたが、田中繁雄氏=加里屋=ら先輩画家に教わるうちに絵の楽しさに引き込まれた。
創作の時間は夜間と休日。「時間がまったく気にならないほど夢中」になり、気が付くと夜明けまで絵筆を持っていることもあるという。
「何を描くか悩んだこともあったが、自分の追究したいものを描こうと決めてからは開き直れた」と廣門さん。「これからも中途半端にならないよう、自分が納得できる作品を描いていきたい」と心を新たにしている。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2010年10月2日(1914号) 1面 (10,744,332byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
国天然記念物指定90周年「生島樹林展」 [ 文化・歴史 ] 2014年12月27日坂越まち並み館が開館20周年 [ 文化・歴史 ] 2014年12月26日尾崎小児童が地域キャラ考案 明治・大正期の赤穂美術を特別展 [ 文化・歴史 ] 2014年12月20日堀部弥兵衛の詠句で創作のれん [ 文化・歴史 ] 2014年12月13日吉右衛門が主人公の歴史小説 [ 文化・歴史 ] 2014年12月13日素行思想の根幹、わかりやすく解説 [ 文化・歴史 ] 2014年12月12日小学生ガイドが観光客をおもてなし 高齢者大学赤穂西校の書道色紙展 [ 文化・歴史 ] 2014年12月11日義士祭奉賛学童書道展の入賞者決まる 市民合唱団が高らかに「第九」 [ 文化・歴史 ] 2014年12月08日熱演が感動呼んだ忠臣蔵音声劇 [ 文化・歴史 ] 2014年12月08日初代国貞が描いた忠臣蔵一堂に [ 文化・歴史 ] 2014年12月06日良寛和尚を題材、シリーズ版画展 [ 文化・歴史 ] 2014年12月06日仮名手本忠臣蔵、和紙行灯で人物表現 [ 文化・歴史 ] 2014年12月05日
コメントを書く