伝統の祭り支える手作りわらじ
2010年10月02日
秋祭りに向けて納められた手作りわらじ
同会は平成15年に設立。日本文化の継承を目的に学校や地域の依頼でわらじ作り教室を開くほか、16年から義士祭の忠臣蔵パレードに必要なわらじ制作を一手に引き受けている。
5年ほど前からは秋祭り用に市内の神社からも注文が入るようになり、今年も会員約20人が春ごろから作業に取り掛かった。
「丈夫で歩きやすいものを」と目をこめて編み上げるため、一足に要する時間は1時間以上。さまざまな足の大きさに対応できるよう22センチから27センチまで複数サイズを用意する。「神事で使うものなので見た目も大事」(材木会長)と、見栄えが悪いものは検品で除外。この後は12月の義士祭に向けて350足を作るという。
赤穂八幡宮の中村良廣宮司(60)は「最近はわらじを手に入れるのが困難。祭りの伝統を支えてくれて本当にありがたい」と感謝していた。
同会にとっての悩みは会員と材料の確保。特にわらじ作りに欠かせない、もち米わらは年々入手が難しくなっているといい、同会が協力を呼びかけている。窓口は赤穂市ボランティアセンターTel42・1397。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2010年10月2日(1914号) 4面 (10,744,332byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
JAXAミッション支援 高校生たちが観測チャレンジ [ 文化・歴史 ] 2024年11月17日美術家8人が出品「群象の会」展 22日から [ 文化・歴史 ] 2024年11月15日獅子舞4団体が熱演 赤穂市伝統文化祭 [ 文化・歴史 ] 2024年11月10日アートで地域の魅力さらに 御崎でプロジェクト [ 文化・歴史 ] 2024年11月06日獅子舞保存会4団体出演 9日に伝統文化祭 日展書の部11年連続入選 塩屋の清水まみさん [ 文化・歴史 ] 2024年11月03日赤穂市文化賞・スポーツ賞など 7団体50個人表彰 画業50周年 母校に画集寄贈 赤穂出身の山本雅也さん [ 文化・歴史 ] 2024年10月25日亡祖父の思い受け継ぎ唐獅子絵馬奉納 [ 文化・歴史 ] 2024年10月19日赤穂民報主催・第42回習字紙上展の作品募集 群集墳テーマに特別展「播磨に現れた黄泉国」 [ 文化・歴史 ] 2024年10月18日2024赤穂市美術展 7部門で56点入賞 [ 文化・歴史 ] 2024年10月17日「頑張ってきた仲間と」全日本金賞目指す 明誠学院吹奏楽部の上谷悠華さん [ 文化・歴史 ] 2024年10月16日5年ぶり復活へ稽古 木生谷荒神社の獅子舞 [ 文化・歴史 ] 2024年10月11日ル・ポン音楽祭6日開幕「すごく美しいメロディ」音楽監督の樫本大進さん会見 [ 文化・歴史 ] 2024年10月05日
コメント
0 0
投稿:本道栄子 2013年06月28日コメントを書く