明石隆之さんが赤穂初「現代の名工」
2010年11月20日
赤穂市で初めて「現代の名工」に選ばれた明石隆之さん
明石さんは塗装工歴56年のベテラン。漆塗、渋塗など日本固有の技法に加え、日々進歩する塗料についても熱心に研究し、奥の深い知識と技能を保持している。県指定文化財の市立民俗資料館、市内小・中学校など多くの実績を誇り、塗装検定委員として後進の育成にも努めている。
中学卒業から15年間、赤穂と大阪の塗装店で修業。19歳からタイ・バンコクに2年間滞在し、新たに架かった鋼橋の塗装に関わるなど、多くの経験を積み、30歳で独立した。
「昔は、やりがいのある仕事が豊富にあったが、最近はほとんどの建材が工場加工」と業界を取り巻く環境の変化を嘆く明石さん。「だからこそ、一つ一つの仕事をおろそかにしたくない」と職人の心意気を語っている。
「現代の名工」は技能水準の向上などを目的に昭和42年度に創設された表彰制度。卓越した技能を持つ現役従事者を対象に厚生労働大臣が選定する。今年度は全国150人が選ばれた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2010年11月20日(1920号) 1面 (10,699,947byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
コロナワクチン 赤穂市が追加接種計画 旅館組合が役員改選 上山浩一会長を再選 [ 社会 ] 2023年05月03日移住希望で赤穂を下見 宿泊費を一部補助 [ 社会 ] 2023年05月03日元消防団副団長の中村裕彦さんら12人に市自治功労者表彰 [ 社会 ] 2023年04月30日「社会担う一員に」新入社員のつどい 全国初の空家活用特区に坂越地区 [ 社会 ] 2023年04月22日「改善点出し、よりよい体制を」住友大阪セメントで消防訓練 [ 社会 ] 2023年04月14日《市民病院医療事故多発》検証委報告書でも真相解明至らず [ 社会 ] 2023年04月08日令和5年の危険業務従事者叙勲 [ 社会 ] 2023年04月08日「屋根瓦がずれている」悪質業者にだまされないで 田中康湧四段に関西棋院新人賞 [ 社会 ] 2023年04月02日通学利用のJR減便 代替バス運賃を実費補助 使用済み紙おむつ 4月から保育所で処分 2022年度末教職員異動〜一般教職員分 [ 社会 ] 2023年04月01日『千種川の生態』LCが刊行続けて50年 [ 社会 ] 2023年04月01日
コメントを書く