磯風ジャパン、アジアで6位入賞
2010年11月24日
ドラゴンボート日本代表として全力を出し切った磯風漕友会
スタート得意の磯風ジャパンにとって競技最終日の250メートルは最も期待の種目。予選3着で敗者復活戦へ回ったが、決勝進出をあきらめた者は誰一人なかった。円陣を組み、松野孝政キャプテン(34)の掛け声で「チーム史上最高の気合い」を注入した。
各組1着とタイム上位1チームがファイナルへ進む敗者復活戦。第1組に登場した日本はタイ、韓国と熾烈なデッドヒート。韓国を僅差で振り切って2着を死守し、次組2位との時計勝負へ持ち込んだ。第2組は台北、イランの順でゴール。日本のタイムがイランに勝り、初日1000メートル、2日目500メートルでは跳ね返された決勝の扉をこじ開けた。
「アジアを制するものは世界を制する」と言われるドラゴンボート。将来のオリンピック正式種目採用をにらみ、今大会金メダルのインドネシアのようにメンバー全員をプロで固めて強化に取り組む国もある中、アマチュアで臨んだ日本が決勝へ進んだことは“快挙”と言える。
「どのレースもみんなの目が輝いていた。最後まで力強い漕ぎだった」と語るのは太鼓手の山本聡選手(36)=鷏和=。代表チームのコーチとして帯同した磯風の河田英幸監督(46)=加里屋=も「応援してくれたみなさんのおかげで、自分たちが今できる最高の力を出せた。選手たちはよくやった」と賛辞を贈った。
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掲載紙面(PDF):
2010年11月27日(1921号) 3面 (10,295,231byte)
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投稿:ご苦労様です。 2010年11月25日コメントを書く