城跡復元にかける思いを熱弁
2011年03月27日
赤穂城跡の復元整備にかける思いを熱弁した宮崎素一・文化財担当参事
宮崎参事は、赤穂城跡が国史跡に指定された2年後の昭和48年に入庁。定年を迎えた今年度まで、その大半で文化財行政に関わってきた。中でも、赤穂城跡は最も心血を注いだ事業で、“生き字引”といえる。
「赤穂城跡と旧赤穂城庭園の保存と活用―平成の城下町づくりと連携して―」と題した講演では、資料をスクリーンに映して赤穂城の概要、過去の整備状況などを説明。文化庁や有識者会議との調整、整備に不可欠な用地買収交渉など、自身の経験を語った。
「時間はかかっても、後世に誇れる“ほんまもん”を作るという信念で整備を進めてきた」と宮崎参事。先輩職員の思い出や苦労したエピソードに話が及ぶと、涙で声を詰まらせた。
会場は約150人の来場者でほぼ満席。閉会後は聴講した人たちから「おつかれさまでした」など、ねぎらいの声が送られた。宮崎参事は「赤穂城の復元は100年がかりの大事業。これからも一市民として、新しい城づくりに関わっていきたい」と話していた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2011年4月2日(1939号) 3面 (8,760,281byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
趣味の竹細工で二人展 [ 文化・歴史 ] 2017年08月21日リニューアル中の枝条架を見学 [ 文化・歴史 ] 2017年08月20日画塾「雨聲会」有志が日本画展 [ 文化・歴史 ] 2017年08月18日粟田哲也遺作展「古代文明からのいざない」 [ 文化・歴史 ] 2017年08月12日「赤穂コールドロン」研究者が解説 「京版画の大御所」が描いた古都の四季 [ 文化・歴史 ] 2017年07月31日宇宙探査の歩みテーマに特別展 [ 文化・歴史 ] 2017年07月29日第55回県展 赤穂から入選4人 [ 文化・歴史 ] 2017年07月29日市民文化祭 短歌と俳句募集 天神祭で書道パフォーマンス [ 文化・歴史 ] 2017年07月26日赤穂の碁会所で腕磨きプロに [ 文化・歴史 ] 2017年07月22日「くぼっち先生」2冊目のコラム本 [ 文化・歴史 ] 2017年07月22日市美術展5部門で作品募集 早世の箏曲演奏家 仲間が追悼公演 [ 文化・歴史 ] 2017年07月08日「生命の樹」テーマ 現代アート展 [ 文化・歴史 ] 2017年07月07日
コメント
・・・が、計画先行し過ぎる部分を、誤魔化す工夫も欲しいところかと。
0 0
投稿:内海 2011年03月28日コメントを書く