被災の母を救援、男性が体験語る
2011年03月28日
住民約200人が参加した塩屋東自治会の防災訓練=自治会提供
同自治会は平成19年の自衛防災隊発足を機に、毎年春と秋に訓練を実施している。今回は「山崎断層地震による大火災発生」を想定。中学生、主婦、消防団など、さまざまな世代や立場の住民が消火、救出救護、炊き出しなど非常時の行動を体験した。
参加者の一人、通訳業の姉帯仁(あねたい・ひとし)さん(62)は、宮城県仙台市の実家で東日本大震災に遭った実母(89)を11日間救援。ライフラインの復旧を見届けて2日前に帰穂したばかり。訓練参加者を前に現地での体験をスピーチした。
「避難所支援はもちろんだが、自宅に残された独居老人、高齢者夫婦へのサポートも課題と感じた」と姉帯さん。「万一のときにパニックを起こさないためには訓練を真剣にやっておくことが大切。『どうせ大丈夫』という油断が一番危ない」との言葉に実感がこもっていた。
なお、同自治会は当日の参加者から募った震災義援金3万911円を本紙「陽はまた昇る募金」へ寄託した。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2011年4月2日(1939号) 3面 (8,760,281byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
苦手なニンジンも「おいしいよ」 不審者防犯を親子で学習 新型インフルで姉妹都市派遣を中止 「みのり赤穂」念願の直売店オープン 土のう作りで防災への意識付け [ 社会 ] 2009年06月12日3セク損賠 利息含めた完済は「600年後」 [ 社会 ] 2009年06月12日優良食品衛生表彰者決まる [ 社会 ] 2009年06月12日JC会員と市職員が同世代ディスカッション [ 社会 ] 2009年06月10日まちづくり9活動に支援決定 [ 社会 ] 2009年06月07日中山堰で通水式、田植え本番 [ 社会 ] 2009年06月06日住友大阪セメント、一般廃棄物も受入れへ 「赤穂の魅力伝えたい」観光大使のパクさん [ 社会 ] 2009年06月06日赤穂市職員のボーナス、さらに1割カット [ 社会 ] 2009年06月05日児童らがアマモ種子を採取 赤相2市1町の栄養士会が統合 [ 社会 ] 2009年06月04日
コメントを書く