公選法違反容疑で兵庫県警に逮捕された池田芳伸・赤穂市議が自身の進退について、「勾留中であって、回答できない」と話していることが１９日の赤穂市議会・会派代表者会で報告された。家入時治副議長が同日午後、池田市議の弁護人を通じて確認した情報。
　会議には６会派の代表者が出席。「逮捕されたこと自体が議会の信用を失墜させた」（共産党・川本孝明議員）、「議会に不信を持たれた」（公明党・木下守議員）と責任を追及する声が上がった。
　一部には議員辞職を求める意見もあったが、「彼に投票した有権者もいる。軽々しく辞職させられるものではない」（清和会・松原宏議員）、「もう少し事態がはっきりするまで待ってはどうか」（赤諒会・有田光一議員）などの静観論もあり、藤本敏弘議長が「今後、新たな情報が入った時点で会派代表者会を開く」とまとめた。また、２７日の常任委員会後の懇親会を自粛することを決めた。
　池田議員が所属する政翔会の竹内友江幹事長は本紙取材に、「市民のみなさんと議会にご迷惑をかけて申し訳ない。本人と面談でき次第、厳正な対応を考えている」と語った。

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2011年4月23日(1941号) 1面 (9,653,184byte)
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