大石神社の能舞台が修復完成
2011年11月01日
修復工事が完成した大石神社の能舞台
社史によると、同神社の能舞台は昭和24年に伊丹市の小西酒造から一式寄贈。当時は地元の文化団体によって能楽師を招いた公演も開かれた。その後は結婚式写真場、書庫として使われていたが、来年に神社創建満100年を迎えるのを機に、「再び伝統文化の発信拠点に」と修復を手がけた。
今年3月に着工。老朽化した部材は取り替えたが、老松と若竹が描かれた鏡板、四隅の柱、音響をよくするために床下に据え付けられていた大きな甕5口などはそのまま活かした。
5、6歳のころに子方として同神社の能舞台に立った記憶があるという姫路市の能楽師、江崎金治郎さん(67)=重要無形文化財総合指定保持者=も式典に出席。「先々代と先代に連れられ、舞台の周りで遊んだ思い出がある。こうして復活し大変感慨深い」と懐かしそうに振り返った。
この日は女性3人組ユニット「iroha」が二胡と尺八、ピアノを演奏。飯尾宮司は「これからも能、狂言をはじめ、文化活動の場として幅広く活用していきたい」と話している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2011年11月5日(1965号) 3面 (10,369,336byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
なぜ塩産地に? 「ブラタモリ」風動画でPRへ [ 文化・歴史 ] 2024年02月10日築150年の三木家住宅「アイデア組み合わせてリノベーションを」 [ 文化・歴史 ] 2024年01月30日赤穂緞通作家の見並なおこさんに「ふるさと文化賞」 師匠に続き受賞 [ 文化・歴史 ] 2024年01月29日鷏和の「国境石」破損 市教委「原因は不明」 折鶴300羽超つながる作品も 坂越で連鶴展 [ 文化・歴史 ] 2024年01月15日坂越地区テーマに「赤穂の魅力再発見講座」 炎と煙が生み出した「富士」 や「龍」 雲火焼陶板絵 [ 文化・歴史 ] 2024年01月03日華麗な文様表紙に 赤穂緞通の御朱印帳 [ 文化・歴史 ] 2024年01月02日日展で10年連続入選 塩屋の清水まみさん [ 文化・歴史 ] 2024年01月01日田辺眞人氏の歴史発見講座 受講者50人募集 「もう一度本格的な忠臣蔵を」時代劇研究家の春日太一さん講演 [ 文化・歴史 ] 2023年12月15日日本遺産サポーター講習会 修了者に白バンド進呈 義士ゆかりの大石神社に四十七士銘板 [ 文化・歴史 ] 2023年12月09日「感動させる演奏を」マーチングバンド全国大会で活躍誓う [ 文化・歴史 ] 2023年12月09日喜寿の紀行写真展「北の大地を行く」 [ 文化・歴史 ] 2023年12月03日
コメントを書く