処女作の主人公は「寺坂吉右衛門」
2012年07月20日
花岳寺の義士墓所で寺坂吉右衛門の墓石に手を合わせる金子明さん
「小説を書くことが若い頃からの夢だった」という、さいたま市岩槻区の団体職員、金子明さん(64)。数年前に母方の出身地である島根県の歴史について調べ、四十七士の中で唯一切腹することなく生涯を全うした寺坂が討ち入り後の一時期、浜田藩内に滞在したことを知った。
文献を読めば読むほど、「その生き様にひかれた」という金子さん。小説の題材に探し求めていた、「武士道を貫いた人物」にイメージが合致し、第一作の主人公に決めた。吉右衛門の足跡を追うように東京、京都、島根など10カ所以上を取材。今回初めて、念願だった赤穂を訪れた。
花岳寺では義士墓所に参拝し、宝物館に展示されている寺坂の自筆書簡を見学。作品のイメージをふくらませた。原稿は400字詰め用紙300枚に及び、年内には書き上げる予定。「日本人が大切にすべきものが読者に伝わるような作品に仕上げたい」と話し、帰路へついた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2012年7月21日(1999号) 4面 (7,326,698byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
赤穂ゆかりの画家が描いた80年代 [ 文化・歴史 ] 2008年04月29日赤穂城櫓門で「赤穂の名工展」 [ 文化・歴史 ] 2008年04月29日赤穂絵画同好会の油彩画展 [ 文化・歴史 ] 2008年04月28日3・4日、屋形舟で庭園遊覧 大人も怖い地獄の世界 [ 文化・歴史 ] 2008年04月27日小河観音堂で6年に一度の開帳 [ 文化・歴史 ] 2008年04月27日「赤穂の塩業展」4日に記念講演 [ 文化・歴史 ] 2008年04月27日詩吟と尺八 合同演奏会 [ 文化・歴史 ] 2008年04月27日復元中の二之丸庭園 中間報告書刊行 [ 文化・歴史 ] 2008年04月23日27日に地獄絵の御絵解 高野・誓教寺 [ 文化・歴史 ] 2008年04月21日謡曲愛好会「弥栄会」が第200回例会 [ 文化・歴史 ] 2008年04月20日有年原・クルミ遺跡の発掘報告書発刊 [ 文化・歴史 ] 2008年04月16日版画家・平塚運一の作品紹介 [ 文化・歴史 ] 2008年04月16日油絵、フラワーアレンジ受講生を募集 画塾「雨聲会」日本画展 [ 文化・歴史 ] 2008年04月14日
コメント
0 0
投稿:もも 2012年07月20日冗談ですが、良い作品を期待しています。
0 0
投稿:AKG 2012年07月20日コメントを書く