詐欺被害から顧客を守れ
2012年11月06日
振り込め詐欺の被害防止を目的に行われた窓口対応訓練=中国銀行赤穂支店
架空の風力発電への投資話にだまされた高齢者が定期預金1000万円の解約を申し出た、との想定。赤穂署員が顧客役になり、行員3人が対応した。
最初に応対した窓口係の女性スタッフが解約の理由や振り込み先などを聞き取り。「急ぐ振込ですか」「口座名が知らない人ですか」など質問5項目が書かれたチェックシートを見せながら、不審点がないか確認した。報告を受けた上司も加わり、その場での解約を思いとどまるように説得した。
同署管内では今年、社債詐欺など4件が発生し、被害総額は960万円。そんな中、同支店は5月、虚偽とみられる投資話に現金300万円を振り込もうとした70代女性に声を掛け、被害を未然に防止した。そのときも窓口にあった注意喚起のパンフレットで丁寧に説明したことが功を奏したという。
チェックシートは9月、兵庫県警が県下すべての金融機関に配布しており、多田明彦・生活安全課長は「金融機関は詐欺から顧客を守る“最後の砦”。特に高齢者が高額を取り引きする場合は必ず『大丈夫ですか』と一声かけて」と要望。訓練に参加した資産運用係の茶谷智子さん(33)は「まずは自分が落ち着いてお客様の話を聞くように心がけます」と話していた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2012年11月10日(2013号) 4面 (7,020,405byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
市民、行政、警察が団結 暴力団に解散要求 [ 社会 ] 2008年11月27日銀行強盗想定し、緊急配備訓練 [ 社会 ] 2008年11月26日災害時の助け合いを確認 [ 社会 ] 2008年11月26日アスベスト被害対策強化を要望 [ 社会 ] 2008年11月26日駐在所支える「内助の功」を慰労 [ 社会 ] 2008年11月22日潮止め井堰で魚道改築 [ 社会 ] 2008年11月22日県警音楽隊も出演 暴追市民大会 大規模地震を想定し災害訓練 [ 社会 ] 2008年11月20日赤穂出身シェフの仏料理店、今年も「ミシュラン東京」に [ 社会 ] 2008年11月20日晩秋の播磨路をウォーキング [ 社会 ] 2008年11月17日レース名で義士祭PR、園田競馬に協賛 市4施設の指定管理者が内定 [ 社会 ] 2008年11月12日赤穂城下町跡から木簡出土 [ 社会 ] 2008年11月10日目と舌で「タデ」の魅力感じて [ 社会 ] 2008年11月09日身近な病気について勉強 [ 社会 ] 2008年11月08日
コメントを書く