「忠臣蔵ウイーク」8日開幕
2012年12月04日
「義士祭までの7日間を目一杯楽しんで」と呼び掛ける忠臣蔵ウイーク実行委のみなさん
初日の8日(土)は午後4時半から上仮屋の赤穂城跡本丸でオープニングセレモニー。期間中に連夜灯されるイルミネーション「幻の天守閣&義士灯籠」の点灯式でウイークの幕開けを祝う。セレモニーに先立ち、加里屋中洲の市民会館で13時から赤穂出身の三浦麻子氏=関西学院大文学部教授=が「そのとき四十七士達は何を思ったか〜忠臣蔵における様々な心理」のテーマで講演会。続いて赤穂山鹿素行研究会の佐方直陽会長が「元禄赤穂事件を考える」と題して話す。オーディオドラマ「決闘!高田馬場 安兵衛の青春『元禄酔虎伝』」は中広の永応寺で19時開演。堀部安兵衛生誕の地、新潟県新発田市から市民キャストが来穂する。
9日(日)の注目は大石内蔵助に扮した新郎と白無垢の花嫁が愛を誓う「忠臣蔵ウエディング」。13時半に赤穂城大手門を花嫁行列が出発し、大石神社で挙式する。市民会館では13時半から元禄赤穂事件の史実を子ども向けに伝える「電子紙芝居」の上映もある。
プロ脚本家の杉山義光氏がシナリオを書き下ろしたオーディオドラマ「大石内蔵助」は10日(月)と11日(火)の2夜連続。両日とも塩屋の真光寺で19時に開演し、市民キャストが熱演を披露する。
義士墓所がある加里屋の花岳寺では11日(火)と12日(水)に講談師・若林鶴雲さんが忠臣蔵の講談を奉納(両日とも13時開演)。12日19時から市民会館で鹿児島大名誉教授の原口泉氏が「赤穂義士と薩摩の関係〜赤穂義士伝と西郷隆盛」の演題で講演する。
13日(木)は「前夜祭」。17時から花岳寺門前広場を竹明かりで照らし、内蔵助の好物にちなんだニラ雑炊を振る舞う。松区自治会の提灯行列が同広場から大石神社まで練り歩く。
「忠臣蔵ウイーク」は「義士祭を市民と観光客がより楽しめる大型イベントへ発展させたい」とする市民有志が今年7月に実行委員会を結成。趣旨に賛同した企業や商店、個人からの寄付は230万円に上り、飲食店や旅館など約110軒が期間限定のメニューや特典で協賛する。
本記事で紹介したイベントをはじめ大半は参加無料で、実行委員長の矢野英樹さん(42)=片浜町=は「多くの方々が温かい心で力と善意を結集してくれたおかげ」と感謝。「7日間を通して一人でもたくさんの人に赤穂を訪れてほしい」と呼び掛けている。
イベントの詳細をまとめた情報紙は実行委事務局(赤穂城隅やぐら北向かい「わたや」内、TEL42・1151)、JR播州赤穂駅2階の観光案内所で無料配布中。「忠臣蔵ウイーク」で検索できる公式ホームページにも掲出している。
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関連サイト:
忠臣蔵ウイーク公式ホームページ
【関連記事】「甦れ義士の魂」赤穂義士祭
掲載紙面(PDF):
2012年12月8日(2017号) 1面 (9,167,275byte)
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コメント
先週・今週の とある漫画雑誌では、討ち入り前に赤穂浪士が「ソバ」を食べていたとすれば
当時はどのようなソバだったのか?を考える漫画が掲載されたり
NHKでは「薄桜記」が 吉良方メインですが討ち入りが近づいていたりと
ありがたい事に、世間でも忠臣蔵ネタがチラホラと見受けられます。
近年では、予算削減で民放での(金のかかる)時代劇がほぼ終了したり
赤穂浪士にしても、48人目が主人公・吉良は好い人・浪士の友人・47人のテロリスト・お笑い・俗物の内蔵助・**の隠し子・原点回帰・等々
おおよそ斬新なアイデアやファンタジーも繰り返されて
知っている人間には「また**か」。知らない人間には「マイナーで興味のない」
忠臣蔵ではありますが 我々、赤穂民はこの誇りを守ってくれたご先祖様を
大切にし、忘れる事無く今後も弔ってゆくべきだと思う次第です。
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投稿:内海 2012年12月10日もうしばらくの辛抱ですけどね。
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投稿:のぼりですが 2012年12月10日と見る人も多いですからね。また支持層は、やはり高齢者で減少傾向に有る。ドラマや映画も俳優等が
代わるだけで内容的には同じ。切り口を変えねば世間の興味を繋ぎ止める事は難しい。私的には海外
に目を向ければ…なんて思ったりします。要するに外国人に分かり易い映画を製作し、海外でヒットさせ
その人気を逆輸入する訳です。内容的には沖縄米海兵隊特殊部隊が国内テロの鎮圧に向かう途中で
嵐に遭遇し、隊長のみが行方不明となる。目覚めた場所は元禄の赤穂…。大石と交流し親友となるが、
そこに刃傷事件の一報…。戦国時代から遠ざかり戦い方を忘れた元禄武士に特殊部隊の隊長が戦闘
訓練や諜報活動を指導。そして討ち入り…。めでたしめでたしと思った隊長だが突然の別れが…そして
隊長の運命は果たして…。こういう話なら現代目線の若者や外国人にも武士道や忠義を理解させ易く
再認識させる事が出来るのでは?と思います。赤穂市監修、監督出演=北野武で実現してもらえれば
と妄想します。(笑)
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投稿:ヒロリン♂ 2012年12月08日最近は若者の参加が少ないのが残念ですね。
子供のころは義士祭って、人ごみであふれてましたのでそのころが懐かしく感じ
ます。
昨今の若者って、忠義とか精神論的な観点って理解しにくいのでしょうか?
そういう風潮もあるのはないのかなって思ったりします。
なんにしても、イベント実行するスタッフの方々、寒いですから体調には気をつけてください。
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投稿:とおりすがりのおやじ 2012年12月08日義士パレードに勘三郎さんの遺影パレードも良いと思います。
なぜ?! ここは播州赤穂 「忠臣蔵のふるさと」です。
播州赤穂なくして歌舞伎は語れない、歌舞伎なくして播州赤穂語れない
日本の芸能、小説、テレビ、映画、舞台、播州赤穂なくして語れない!
それが播州赤穂です。感謝です。
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投稿:市民 2012年12月06日0 0
投稿:元禄繚乱 再放送決定? 2012年12月06日0 0
投稿:追悼セレモニー 2012年12月05日当時、赤穂の人や赤穂の食材をたいそう気に入って下さり、お忍びで何度か立ち寄ってくれていたそうです。
実現しなかったそうですが、赤穂のゴルフ場で勘九郎杯なども企画されていたと聞きます。
私的には、勘三郎さんの内蔵助が一番好きでした。是非追悼の場の行事をお願いします。
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投稿:赤穂の自慢の人でした。 2012年12月05日0 0
投稿:ヒル 2012年12月05日心よりお悔やみ申し上げます。
ぜひ追悼の一文を、民報さんにもお願いしたい・・・。
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投稿:内海 2012年12月05日大石名残の松が死に、勘三郎さんも亡くなりました、ただただ残念です。
大石内蔵助を演じた中で一番赤穂人らしい内蔵助を演じてくれました、
赤穂弁を取り入れ、赤穂弁をしゃべる内蔵助を演じたのも勘三郎さんでした。
当然ですが追悼行事的なものをお願いしたいです。
今年は勘三郎一色でも良いと思います
でも早すぎるなぁー ありがとう勘三郎!!
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投稿:赤穂市民 2012年12月05日0 0
投稿:ご苦労様です 2012年12月05日コメントを書く